何歳からでも始められる
今日の東京は、予報通り寒かったですね。とはいえ晴れていたので、日中は案外暖かかったです。
今回は私の小学校の頃の同級生Yのことと、先日イベントに出たことを中心に書きたいと思います。
私たちの学年は冴えない
個性のない学年でした
私は小学生の頃、どんな子どもだったのかというと、たぶん大人っぽい子だったんじゃないかと思います。変な家に育ったから、小さい頃から家を出ることばかり考えていたし、兄からのいじめはひどかったし…。
そんな時代の同級生Y。小学生の時はそんなに深く話したことが、なかったんじゃないかな。40代の頃にあった同窓会で、席が近かったのと、私がスズメベースをはじめたことで、気楽に連絡を取るようになりました。
私たちの学年って問題児が少なくて、あまり個性的な感じじゃなかったから、学年全体が埋もれ気味な印象だよね~と、当時から思っていました。
なにしろ、上の学年はまだスカート長いヤンキーの学年で、下の学年は新時代の学年という、本当に激動の時代の狭間の学年だから、あっちに圧されこっちに圧され~で、小中学校では大人しくしているしかなかったのかもしれない。(…と、今になって思う。)
まぁ長いスカートも、短いスカートも体験できた、ラッキーな学年ともいえるかも。
Yの個性は
活かすべきなのでは?
そんな学年でも、地元から離れていく頃になると、個性派は出てくるものなんですね。道や駅ですれ違ったりした時に「えっ!あの人、こんなふうになったんだ!!」なんて、心の中で思ったりね(笑)
Yもそんな中の1人かもしれません。個性的な方向へと進んでいった気がします。
そんなYは、両親がやっていた店を継ぐべく、修行に出たりしていましたが、思っていたよりも早く継ぐことになりました。お父さんが急に亡くなったからです。
修行に出ていたくらいだから、幾分かはそのモノを好きなんだろう…と思っていたら、好きじゃないと、きっぱりとした口調で答えが返ってきました。お父さんはそれを好きだから、生業にしたかもしれないけど、その子どもがそれをまた好きだとは限らないですよね…。
私もスズメベースをやってみて解ったけれど、いま実店舗で雑貨とかを売るのって、凄く大変なんです。三鷹というところは特に…かもしれません。
そんな中で、好きでもないモノに囲まれて、母と2人、なかなか売れなくてももう数十年も店をやってる…。そりゃ嫌気もさすし、やる気もなくなっちゃうよね。
Yは個性派だし、雑貨や洋服、古着が好きで、そのYが継いだ店はまるで遠いモノでもなかった。さらに店舗は持ち物件。お母さんがいるとはいえ、もうちょっと自分のやりたいようにやってもいいんじゃないかな~と思ったけど、今の店を変えると、お母さんが困るから変える訳にはいかない…と。
優しいね。
ただ、よく考えて!親は80代前後、私たちはもう50代。お母さんはとても元気そうだし、お母さんのことだけを考えてこのままやっていったら、自分も高齢者になっちゃうよ。
そんなYが今の時代らしい
自分に合った道を見つけた!
ある日、私がスズメベースにいると知り、Yから連絡が入った。と思ったら、本人がやってきた。
なんだかとっても元気そう。何かいいことがあったのかな?と思ったら、ネット販売をはじめて、うまくいってるらしく、楽しいらしい。
それはよかった。
で、何を販売してるのかというと、本業のモノのデッドストック品や、ややアンティーク品を売っているそうだ。要はお父さんがやってきたことと、自分が好きなことを、融合した道を歩み出したということだ。
元々Yは古物商許可証も持ってるし、修理技術もある。それと好きなものが合致するのは素敵なことだし、何より楽しく稼げるのはいいよね。趣味や好きなことが深い人や、個性派は、やっぱり道が拓けるものなんだな!と思いました。
それからすると、私はいつの間にかかなり凡人になってしまったな。(遠い目…。)
そんな私はこの年齢にして
同人系イベントで初売り子(笑)
文学フリマに出たい!とか、何かのイベントのボランティアに入ろうか~とか思っていたけれど、それらより先に同人系イベントで、同人誌の売り子をする機会がやってきました。会場はあの東京ビッグサイトっっっ!!
まぁ半年くらい前から、もしかしたらそうなるかな~と、うっすら思いつついたけど、それが本当になりました。娘の作品を販売することになりました。
燃え尽き症候群と静脈瘤、腱鞘炎、テニス肘で、超ボロボロなうつっぽい2年間をぶっ飛ばす、急な大イベントへの参加…。
結果から言ってしまえば、大したことじゃなかったです。まぁ私が主じゃないし。ただ、いい経験にはなったし、私は大丈夫なんだな~とも思った。
自分が主で何かに出るならば、まず販売する何かを作ったり、施すための何らかのサービスを身につけなきゃならない。う~ん、それが問題かもしれない。
そして、あれだけ大きなイベントだと、通りがかりの人が買うというよりも、元々SNSなどのネット上でやり取りしている人が、買いに来ていることが、周囲の出展者の様子からも伺えた。
とすると、ものづくり(もしくは技術を学ぶ)と同時に、SNSも頑張らなきゃいけないんだな!と思いながら、心の中で頷いた。
とはいえ、私はイベントで全く知らない人のものを買うけどね(笑)
最後に…。
燻りつづけたこの数年は、私の人生の中では珍しい状態でした。もう抜け出せないんじゃないかと思ったけど、その割にはチケットはしっかりと取って、コンサートや展覧会は結構行ったし、海にもわりと行きました。
まぁ今年は私にとっては考える年で、来年は動く年になるのかもしれないな~と思っています。
これだけ歩いていても、筋力の衰えがひどいから、腱鞘炎とかとの闘いになりそうだけど、来年は去年や今年よりは前向きな年にしたいですね。
イベント出展を考えるならば、まずスズメベースを盛り上げろ!って感じですけどね(笑)