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ナイロンバッグの謎

今日は私の祖母の話を絡めた、バッグ…というか身体の話を書きますね。

私の祖母は大正生まれ。もう亡くなってから、何年が経つのかな。10年くらいかな?(適当ですみませんw)私は祖父母に育てられたので、中には時代錯誤な教育があった気もします。

言葉も、ハンガーは「えもんかけ(衣紋掛け)」だし、ベストは「チョッキ」だし、ファスナーは「チャック」です。小さい頃から使っている言葉や感覚は、案外なかなか抜けないから、今でもたまに顔を出します。

単純に祖父母と同居しているだけでも、違う文化が入ってくると思うけれど、親の代がいなくて祖父母と直結だと、世代間格差があるので、気が強い者同士だと、言い争いが絶えませんでした。

そんな祖母には洋服の主張がありました。

・靴は革製が1番。
・鞄も革製が1番。
・ブラウスと膝丈のスカート
 そしてカーディガンを着るのが通常。
・ジーパンは作業着。
・綿のバッグはずたぶくろ(頭陀袋)。
・上等な物を買うならば新宿伊勢丹。

この辺が普段本当によく言っていたことです。自分のことだけで留めているならば、何ら問題はないけれど、私にも強要してくるので、「本当にいい迷惑!!!」と思っていました。

そんな中で、祖母が日頃実行していないことが1つあることに、ある時ふいに気づきました。鞄です。確かにいわゆる「おでかけ」の時には、すかさず革鞄を持って行くけど、普段はナイロンの安っぽいカバンを使っていたんです。

人にはあれこれうるさく言う癖に!と、長年思ってきたけども、ここ数年…う~ん…自分が50代に入ったあたりで、その意味がわかった気がしました。

基本の荷物はなるべく軽くしたい

そんな思いから革鞄を諦めて、ナイロンバッグにしていたのかもしれません。

今の意識高い系の人は、綿や麻などの天然素材を選んだりするけれど、ちょっと昔の人は天然素材よりも、化繊(化学繊維)を妙にイケてると思っていたふしがあったから、「ナイロンバッグ=安っぽい」でもなかった…というのもあるかもしれないけど。高齢者向けかな?と思う鞄コーナーには、くすんだ色のナイロンバッグが、沢山並んでいました。

バッグはずっと持ち歩くものだし、買い物に行く場合、そこに確実に物が加わっていくから、体力や腕力がなくなってきた時に、重い鞄を持とうなんて思えないんですよ。どこにいくのも車って人は、また感覚が違うとは思うけど。

ナイロンのバッグは軽くて丈夫。少し汚れても拭ける。雨にもなかなか負けない。便利なんです!

何十万円、何百万円もするブランドものの厳ついバッグ、使いたいならば若いうちに使っておく方がいいですよ(笑)何も入れなくても重い鞄なんて、弱ってきたら使う気がおこりません。

今となっては首や腰の問題で、斜め掛け鞄も使えないから、余計範囲が狭まってきています。とにかく軽くて、雨に強いバッグを探す日々です。

ばあちゃんのナイロンバッグの謎が解けました。


私は洋服にはまだそういった傾向みたいなものを感じていないけど、高齢の一般の方は、スカートを履かなくなる人が多いみたいです。私は元々ズボン派だから、特に気づかずに邁進するのかな?と思ったりもしています。

結局、話には聴いていても、自分の身に降りかからないとわからないことって、沢山ありますね。

在りし日のKANさん

何度もがんばったけど、入手できなかった昨日の「KANタービレ」のチケット。あまりに無念だったから、昨日会場であるぴあアリーナまで行ってきました。

実際に会場に行ってみて、これは単なる音楽好きの私なんかじゃなく、やっぱりKANさんのファンの人が行くべきだな~落選してよかったんだな~って思いました。

行かなければ、ずっと「落選くやしい!」と思いつづけていたかもしれない。だから昨日、会場に行ってよかったと思いました。

ちょっと寂しい夕方のぴあアリーナ


行かなきゃわからないことって、やっぱりあるなぁ。空気感とか。


今年1つめのツリー発見!


今年は神奈川と縁があった気がする。いや、去年あたりからかな。東京とは違った感じだよね。

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sue
東京三鷹生まれの三鷹育ち。自分の居場所を求めて富良野、京都、東京多摩地区を転々としたのち三鷹に戻り、以降ずっと三鷹に在住。2016年2月、本好きと、長く続いた居場所探しの経験を活かし、地元でゆるい感覚のまちライブラリーをスタート。ひっそり人好き。地域クリエイター。