わたしたちにできること

こんにちは。もう、色々と心が折れそうなことが多々ありまして。色々考えることもたくさんあるので、こうしてブログを書こうと思います。今回も、前回同様デリケートな話題ですので自己責任でお読みください。

発表された中止公演

宙組公演、大劇場全日程中止について

 賢明な判断だと思います。しかし、退団者がいらっしゃることと、新トップお披露目のお祝い公演だったが故に、なんだかなぁというのも思います。宙組さんは無事に幕が上がるでしょうか。わたしたちはただそれを待つことしかできません。それがなんとも虚しい気持ちにさせます。渦中の方々の心労と、悔しさ。とてもお辛い時期です。だからこそ、組子の方々が支え合い、今は心身を整えて頂きたいと思います。

雪組公演、2週間中止

 これはねぇ……。もしかしたらと思っていましたが、流石に贔屓組ということと、16日のチケットを持っていただけにまず泣きそうになりました。宙組さんのチケットが飛んで、次こそはと思っていたし、和希そらくんの退団公演ですから余計に。たった一枚しか持っていなかったチケットが飛んだので本当にショックでした。宝塚を見れないという方々もいらっしゃるようですが、わたしは宝塚観劇に行かないとそろそろメンタル的にやばいです。だから、もう、本当に……キツイ。
 2週間ほどお稽古がストップしていた様子で、今は再開されたようですが、きっちり2週間ずらしたことでその後の公演はしっかり公演されるのではないかと踏んでいます(わたしの願望半分ですが)。
 妹さんがいらっしゃること、トップ娘役さんが同期&元同組、3番手さんも元同組ということであることからもそれに対する劇団の配慮なのかなと。

タカスペ中止

 これはねぇ。全く予期していませんでした。めちゃくちゃショックでした……。もう、本当に何年ぶりですか? って。とても楽しみにしていたのです。わたしがファンになって始めてのタカスペだったから。れいれいれいこが揃う最初で最後のタカスペだったから。
 このタカスペに希望を灯していたファンの方も多いでしょう。タカスペだけは、と。わたしもその一人ですから、もう、なんというか。学校から帰る電車の中で知ったのですが、足に力が入らなくてその場にしゃがみこんでしまいそうになりました。
 光ちゃんとまどちーは最後のタカスペ、れいこさんとうみちゃんはトップとして出ることもできず(来年のタカスペでもあってもリモート)。さきちゃんとあやちゃんもトップとして出たことがなく、誰もが心待ちにしていたタカスペがなくなるのが辛い。
 もちろん事情はわかりますし、どうしても公演できないことはわかっています。今のこの状況でお祭り騒ぎはできませんし、開催したところで妙な空気が流れるのはわかっていますからね。でも、いざ発表されると悲しいものは悲しいし、辛いものは辛いです。

今はただ、待ちます

舞台に立つ喜び

 わたしは役者の卵ですから、大口を叩けるような者ではありませんが……。これだけは言っておきたいのです。
 わたしも舞台でお芝居をしました。つい最近の話です。その時、わたしは舞台に立つ喜びを知りました。少しだけ、生徒さんが見る景色が、その素晴らしさがわかった気がしました。舞台に立つとはこういうことかと。

 自分がいなくなれば迷惑をかける。舞台に穴を開ける。代役がいて、公演ができてもそれはいわばオリジナルではなく、本来あるべき姿ではないからという責任感。あそこには自分が立つはずだったと思う焦燥感もあります。公演が中止にでもなれば悔しさで胸を焼き、死にたくなるほど悔しくて、悲しくてたまらない。そういう経験もしたことがあります。もちろんわたしが経験したものとは比べ物にならない。だからこそ、わたしがあそこまで胸を焦がしたのですから、その大きさは計り知れません。

 舞台に立つことこそが生きがいであり、希望であり、最も幸せな瞬間なんです。プロの生徒さんたちは命をかけて舞台に立ってらっしゃるのです。だからこそ、舞台に立ちたいって気持ちが先行してメンタルやられそうになるわけです。だからこそ、わたしは無責任にわたしたちファンのことは考えないで今はゆっくり休んでねなんて言えない。

わたしが思うこと

 お稽古は再開され、グラフ、歌劇、スカステニュースなどを見ていたらお仕事の分で笑えるくらいには心を持ち直されたのかなって思います。
 だから逆に、今は舞台に立つことだけを考えてと言ったほうが彼女たちの支えになるのかもと思っています。
生徒さんたちとか、舞台に立つ人間の精神力と舞台に対する執念というのは常人が思うほどヤワではありません。わたしはそういう方々に芝居を教えてもらっています。そして、わたし自身が目指す心でもあります。プロであり、思いやりある生徒さんたちもきっとそうです。
 わたしは待ちます。必ず舞台の幕は上がります。だからその時まで、わたしはひたすら待つことにします。

 わたしたちファンにできることはただただ見守り、ひたすら応援することです。同情でもなく、慰めでもありません。ヅカオタも清く正しく美しく、そして朗らかに。を忘れないよう、正しく守って。間違っても自分の言い分が正しいと思って発言する過激なファンまがいな奴らと一緒にならないように。

 ひとつやっぱりお願いしたいことは、もしも、現在退団発表されている全ての生徒さんが、心置きなく、悔いなく宝塚を退団したい。大劇場を卒業したいという意思をお持ちの方々がいらっしゃるのであれば、その意を汲んで頂きたい。コロナ禍に突入したときのように、次の公演に卒業を繰り越ししても全然良いのではありませんか?(わたしの願望ありきですが)

 演者もファンも、誰もかも人間ですから。意見の衝突、考え方の違い色々ありますが。コロナ禍をようやく切り抜けられそうなときにこの発表なんでもうメンタルズタボロですよね……。でもまぁ、待ちましょう。皆さん。待って応援して、スカステ見て。わたしは咲さん見て心を落ち着かせます。明日からもまた学校がありますので強制的にお稽古とバイトと宝塚のことだけを考えたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?