ドイツ移住:現地会社員としてのメリット
給与支払いがユーロ
有給休暇が多い
ヨーロッパ海外旅行ざんまい
ドイツ発日本着の航空券が安い
残業がない
労働者が守られている
給与支払いがユーロ
日本からヨーロッパ旅行を計画する際にかなり気にしなければならないのが円とユーロの換算。
ドイツへ移住して会社員として働けば当然給与はユーロで支払われます。
これは大きなメリットです。ヨーロッパユーロ圏旅行中にわざわざ日本円に換算する必要がないのです。
日本に一時帰国するときのために、時折外貨の動きをチェックしましょう。
換算のいい時にユーロから日本円に換算し、帰国時は換算した日本円を使うようにしています。
有給休暇が多い
ドイツでは年次有給休暇が最低24日です。
大抵の企業が30日を提示していますが、業界や職種によりますので採用された際の雇用契約書を必ず確認しましょう。
これだけ休暇が多ければ旅行も行き放題です。
また、30日より少ない場合は是非交渉してみましょう。
就職後に交渉することもよくあります。
ドイツでは給与の交渉も採用時だけでなく、採用後に定期的に話し合うことが一般的なようです。
特に職務が増えた時、タイトルアップグレードの時など。
皆が毎年のように交渉するものではありませんが、不服がある際は周りのドイツ人やドイツ歴長い人に相談しながら交渉するのが良いでしょう。
ここで日本人同士だけで相談し終わるのは絶対にやめましょう。
私たちの感覚や理解と程遠いドイツの給与交渉、日本的な感覚で交渉進めると間違いなく失敗に終わるでしょう。
日本のように黙っていては損をすることもたくさんあるので、自分の意見や権利を主張することに自信を持って臨みましょう。
自分の主張が正しければ、理屈が通っていれば、ドイツ語が下手であろうと移民であろうと尊重されるのがドイツという国です。
ヨーロッパ圏内海外旅行が行き放題
最低年間必ず24日。これだけ休暇があれば、旅行の回数も増えます。
ドイツ人が職場で休暇の話ばかりしているのは、休暇日数が多いからなのも納得です。
しかも有給休暇の完全消化が義務付けられているので休暇を最後に捨てる、なんてことは起こりえません。
日本と比べると考えられない待遇です。
しかもイタリア・フランス・スペイン・イギリス・ギリシャ・クロアチアといった魅力的な国々がご近所です。
飛行機で2-4時間で誰もが行きたがる観光地にたどり着けるのです。
ドイツ発日本着の航空券が安い
日本発ドイツ着の航空券より、断然安いです。
理由はよくわかりませんが、日本への航空券が安いというのはとても助かります。
よく、帰国するのもたくさんお金かかるでしょう?と家族や友達に心配されますが、日本初ドイツ着を日本円で購入していた当初よりずっと安いので、帰国時の予算も悩まされることはありません。
日本帰国時の飲食代や買い物代は悩まされますが・・・
残業がない
ブラック企業の場合は別ですが、大手企業であれば大抵残業はゼロです。
繁忙期に残業することは当然ありますが、別の暇な時期に早めに帰宅したり、代休で残業を消化できます。
この辺りも雇用契約書をしっかり確認しましょう。
そのため、ドイツで働く会社員はみなアフターファイブを満喫しています。
ただし、管理職や中間管理職は残業することが前提になっており、そのため給与が高めです。
管理職をされている方はこの点はあてはまらず、あまりメリットにならないのでご注意ください。
労働者が守られている
または、労働者が強い、とも言えます。
日本でもほかの国でも大抵の場合、被雇用者・労働者は使い捨てのように扱われることがほとんどではないでしょうか。
社会保障手厚い北欧デンマークも解雇されやすいと聞きますが、ドイツは正社員で期限付きの契約でなければ解雇される可能性はとても低いです。
ドイツは特別です。
期限なし(Unbefristet)の雇用契約書をもつ労働者を解雇することはとても難しく、よほどのことがなければ解雇されません。
それゆえ多くの仕事のポジションが期限付き(Befristet)ですが、できれば無期限・Permanent・Befristetのポジションを選びましょう。
労働者がどう守られているのか、どう“強い“のかについて、改めて記事にしたいと思います。