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ワークライフバランス 年間30日!ドイツの有給と意外な制度

ドイツで会社員として働くメリット、従業員としての権利やメリットについて。

まずは年次有給休暇。

年間最大30日あります。しかも毎年です。

法定では年間24日ですが、多くの企業が30日です。

ドイツでは雇用契約書が必ず提示されるので、休暇の項目はしっかり確認してください。

たまに30日ではないケースを聞きますが、大抵の場合30日です。

友達のドイツ人年齢50歳、不動産業界のバックオフィスや仲介業を経験)はこれまで一度も30日の有給であったことがないそうです。

本当に会社や職種、個人によるところがあるようです。

私は現在ドイツで働いて3社目ですが、すべて30日の有給休暇を付与されました。

さらに驚くべき点は、毎年すべて消化することが義務付けられています。

消化しない場合は会社や上司が最悪法律上とがめられることになるそうです。

退職する際ももちろん残った有給を全て消化できます。

「従業員の権利だから」とドイツ人みな口をそろえて言います。

個人の権利が本当に強く尊重されています。

また、有給休暇中に病気になった場合、医師の診断書があれば病気であった期間の有給を取り戻せます。

ドイツで長年働かれている方でもご存じなかったりする日本人にとっては意外な制度です。

信じられないですが、同僚が休暇中に風邪をひいて病欠届を提出し、休暇取得を取り消していました。

休暇は日ごろの疲れを回復させるもの。

だから、そこで風邪をひいたりけがをした場合は有給消化ではなく傷病休暇だと考えるのがドイツです。

なんと素晴らしい文化・・・日本もこうした風潮になってほしいです。

大抵の会社が有給休暇を1年で消化するよう推奨していますが、ごくまれに大企業等だと期限なしで累積可能な場合もあるようです。

長年勤務した同僚が、10年間に消化できなかった有給が半年間分溜まっていたそうです。

最後の半年間は有給を使って世界を旅していました。

こんなに長い有給をとってどう会社は回るのか気になるところだと思います。

大抵年度末に翌年の休暇プランをチームで話し合います。

2-3週間不在の同僚をどう埋め合わせるか計画しているのです。

小さなお子さんがいたり、小中学生のいる家庭は優先されます。

もちろん多少の変更は随時可能ですが、所属する部署や上司と相談が必要です。

休暇は日ごろの疲れをいやすために全員に与えられた大事な権利。

当然のように全員がそう認識しているます。

なので休暇を取っても誰も非難しません。こんな幸せな環境この上ないストレスフリーではないでしょうか。

同じヨーロッパでも、例えばスペインでは休暇申請を上司に伺うのが簡単ではないようです。顔色伺ったり、いつでも休暇予定について話せる雰囲気とは限らないと聞きます。

海外移住、ドイツで働く魅力が少しでも伝わったでしょうか?

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