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ドイツの職場で避けるべきタブーな話題

日本では日常会話の内容であっても、ドイツ、特に職場では話題にすることはやめたほうがいい分野について。

タブーと知らずうっかり話題にしてしまって後で後悔することにならないよう、事前に知っておくことも大切です。

まず、下ネタ・性的な冗談はもってのほかです。

ドイツ国内勤務10年の間に、そうした内容を冗談でも話している同僚・上司を一度も見たことがありません。

以下6つのポイントをタブーとされる理由と背景、実際の経験から少しずつ紹介していきます。

実例がすべて編集されるまで待てない、または読む時間のない方は取り急ぎ下記の話題は(特に)職場では避けましょう。

  • 恋人の有無

  • 結婚

  • 家族構成・家族計画 

  • 職場でだれが人気か (容姿のタイプなど) 

  • 血液型

  • 宗教・政治


また、日本では「これくらいの性的な話題はジョークの一種」と思っていても、ドイツでは相手が不愉快と思ったらほかの誰が何と言おうとハラスメント・迷惑行為、という認識です。

日本でもドイツでも、いろんな職場でいろんな不愉快な経験をしてきましたが、ドイツで働く中で印象深かったのが次の2点です。

①どんな些細と思われることも、上司と人事が真摯に対応

私自身はそこまで深刻と思ってなかった軽度のセクハラ案件も、上司に相談すると即座に人事が親身になって対応してくれます。

②客観ではなく本人の感情重視、尊重

客観的に見れば大ごとではなく、かつ周りの同僚に相談しても軽くあしらわれる内容であっても、

”本人が不快なられっきとした問題であり、解決されなければならない”

という見解なのがドイツです。

初めは笑って流していた相談相手の同僚も、「本当にいやな気持になるんだ」、ということを真剣に伝えなおしたところ、

「あなたが嫌と感じるならそれは問題と認識されるべきだから、他人がどういおうと、どう感じようと関係ない。私もはじめは笑ってあなたの話を聞いていたけど、あなたが不快に感じる行為が続くなら上司に相談すべき。上司も必ず即座に対応してくれるから安心して。」

とのことでした。
日本も近年ハラスメントに厳しくなっている傾向があるそうですが、最近(2020年)ドイツに赴任してきた日本人駐在員(男性・30代前半・コンサル業)の言動を見ていると、ドイツでは嫌われる、もしくは注意される部類の言動ばかりで驚きました。

とても古い体質かつまた歴史の長い日系企業の駐在員ならまだしも、多国籍企業の若手(中堅?)社員がこのようなふるまいを平気でするのかと正直ショックを受けました。

彼に悪気はなく、おそらく日本で誰も彼の言動を注意しなかったのだなと思われます。

むしろまだまだセクハラがまかり通っているのだなと印象を受けました。

駐在員としての役割や責任もあるので、駐在前に研修とかあるはずですが、きっとこうしたタブーについてはまだ十分な認識が日本で広がっていないのかもしれません。

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