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yuuuko2020
ブックカバーチャレンジ:おとこの秘図
7日間ブックカバーチャレンジ【6日目】
僕をダメにした本。
まあ、「池波正太郎」作品ならなんでも良かったんですけど、個人的に一番「エッセンス」が詰められてるかな、と思いまして。
題名と表紙から推測すると、
「オイオイ!」
ですが、まあ基本的には「鬼平」ですw。
<善のみの人間なぞ、この世に在るはずもない。わしとて同様じゃ。悪と善が支え合い、ともかくも釣り合いがとれておれば、先ずよしとせねばならぬが今の世の中じゃ。>
池波作品にハマったのは大学時代から社会人になるくらいが一番ですかね。
吉右衛門の鬼平は89年からですから、その頃には主要作品は読破してて、熱はやや冷めかけたくらいだったと思います。(だから意外にドラマの方は見てません)
どれくらいハマったか?
おかげで今でも妙な「江戸弁」が出てくるくらいですw。
鬼平・剣客商売・本作はリアル書籍の他、Kindleでも購入してあります。
読み返す機会は、グッと減りましたけどねw。
メンタリティが「昭和」ですから。
そう言う意味では今日的には「?」なとこも少なくないです。
エッセイなんか読むと如実。あれほど熱心に読んだ山口瞳や伊丹十三のエッセイも、どこか時代とズレて来てるような気がします
「ダンディズム」に関する社会の見方が変化してきてるんだな〜と改めて思ったりして。
(今、手元に残してるのは伊丹十三くらいです。エッセイの方は)
話は面白いんですけど。
男性向けファンタジー。
ちょっと賞味期限は切れつつあるのかもしれません。