
Photo by
amit
ブックカバーチャレンジ:ポーの一族
7日間ブックカバーチャレンジ【3日目】
僕をダメにした本。
「1冊」じゃないけどw。
とにかく、このロマンティシズムとリリシズムにはやられました。
<エドガーおまえに
わたしのはるかなおまえに
そしてその ポーの
一族によせて>
ひゃあっ!w
「少女マンガ」の奥深さを知らしめてくれた作品で、その後、その広大な世界にどっぷり浸かるきっかけの一つとなった作品でもあります。
まあ別に僕に限った話ではないですけど。(そこら辺は中川右介氏の「竹宮惠子と萩尾望都」に詳しいです)
しかしながら、本作については作者自身が「解毒剤」を処方してくれています。
40年ぶりに続編を届けてくれることで。
「エディス」以降にも続く続編の中で、作者はかつての「甘い切なさ」とは違う「ロマンティシズム」を見せてくれています。
それを読むことを楽しめるようになったところに、40年の「自分」を見る想いもあったりして…。
今も「ホームズの帽子」をかぶってる気分だけどねw。