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せっかく、渋谷でRunTripに出演させていただいたので。Vol.2

みなさん、こんにちは。すずきです。
この前の金曜のお昼に”渋谷でRunTrip”に再び出演させていただきました。2回目のラジオとっても楽しかったです。
前回と同じく、話し足りなかったことや補足をしていけたらと思いまして、noteを書いております。どんだけ時間たってるんだって感じなのですが、もう少しお付き合いください。

夢の国で走るには、お金と時間が必要なので重課金しましょう

ディズニーファンならきっと走りたくなるであろう” Walt Disney World Marathon “(ここから先はディズニーマラソンって略すね)ディズニーのメッカとも表現しても過言ではないフロリダのディズニーワールドで開催されます。4つのパークを走りぬけつつ、途中で現れるディズニーキャラクターとは大写真撮影会ができてしまう、まさしく夢の国マラソンです。たくさんの人が憧れるであろう夢の国マラソン、ひとつだけ、キングオブでかいネックがあります。
それが、マネー問題、そうお金です。

(気になった人はぜひこちらを。runDisney公式ホームページです。)

最近、東京ディズニーリゾートがまたもや値上げするアナウンスしました。ディズニーはわたしたちに課金をさせるのがとてもお上手だと思います。それはフロリダのディズニーにも共通するところでして。
なんとこちらのディズニーマラソンは5kmレース単発でも89ドルと強気な設定。10km、ハーフ、フルと距離が長くなるにつれエントリー費用もアップしていくのですが。

ドーピーチャレンジ。このレースを余すところなく走る謎チャレンジ。ドーピーは白雪姫に登場する7人の小人のキャラクター、おとぼけの英訳。つまりおとぼけしちゃってるとしか思えないくらいの正気じゃない距離を走るってことらしいです。つらみざわ。
そんなおとぼけチャレンジ、価格帯もおとぼけでして。

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その価格は約630ドル!つまりおよそ7万円!知ってますか、iPhone11って7万くらいで購入できるらしいですよ(白目)
そしてこのチャレンジ、マラソン完走後はパークで遊べるのかと思いきや、遊べません!別途チケット購入が必要です(白目)ちなみにパークチケットは4日券で380ドル。パークで遊ぶよりも走るほうがお金かかります。とんでもなくおとぼけだぜ…

しかもしかも!このディズニーマラソン!公共のシャトルバスはディズニーワールド直営ホテルにしかストップしてくれません。つまり車を運転することができないランナーは、ディズニーワールド直営ホテルに泊まらないとスタート地点にすら辿りつけないのです、ナンテコッターイ( ˘ω˘ )
そしてこちらの直営ホテル、価格は最安でも1泊113ドルから(1部屋につき)4泊したら5万くらいですね、もう許してほしい。

(きになる人はホテル一覧のページをのせておくのでチェックしてみてください、わたしは吐血しかけました)

そしてフロリダのオーランドまでの航空券は最安でも9万くらい(往復、乗り継ぎあり)その他食費もろもろのことを考えると、もう財布の中身が氷河期になりそうです。
夢の国はやっぱり伊達じゃないです。もうキングオブ課金。ここ最近のマラソンでいちばん課金したと思います。それでもミッキーとミニーちゃんとも写真撮れたし、やっぱり思い出はプライスレスです。

ちなみに走りおわったあと、レース中の写真もチェックできちゃいます。なおダウンロード価格は17ドル/枚。全部購入すると約200ドル。破産します。

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ここが良い!ディズニーマラソンのあげみざわポイント

まあほとんどがテンションあげみな雰囲気のディズニーマラソンなわけですが、いくつかあげみざわポイントをピックアップしてみました。伝わるとよき。

①もはやディズニーサイドが走らせようとしていない。


マラソンは走るためにある、そう考えるランナーはとんでもなく多いと思います。てかほとんどの人がそう思っているはず。そんなマラソンの概念が木っ端微塵にされるのがこちらのマラソン。
そう、もはや運営側が走らせまいとしている。何が起こっていたのか伝えるね。

まずスタートしてから2kmの地点でティンカーベルが出現。

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ちなみに写真を撮るためのウェイティングライン、約10分は必須。

走ること2,3km。今度はスティッチ。目線が合わないわたし。

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このフォトスポットがですね、数キロごとに現れます。途中でリアルな山羊もあらわれます。アニマルキングダムからかりだされた山羊です。

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そんなマラソンなので、完走タイムが6時間でも” Oh my goodness! You’re really fast!”と謎の称号をうけます。マラソンタイムとは。

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Dopey Challengeを走ったランナーだけが6つメダルもらえます、レース翌日のフロリダのオーランド空港の荷物検査は、こいつのせいで激混み必須です。(たいてい手荷物に入れる→荷物検査で引っかかる→またランナーかよ!の無限ループ)


②”Thank you for volunteering” が飛びかう給水場

これはほんとにきらめきがありすぎて、鼻血がでるくらいに感動した部分。

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(ハーフマラソンの最後地点、応援隊と一緒に盛り上がるランナーおじさん)

マラソンってか走るとやっぱり疲れるんですよね、特に後半とか口もひらきたくないぞ〜ってくらい疲れる瞬間あるはずです。
それでもさすがユナイテッドステイツオブアメリカ。どんなに疲労困憊みが深みでも笑顔!笑顔!笑顔!

“Thank you for volunteering!” “ I love you guys!”

きらめきセリフが飛びかう飛びかう。基本的にポジティブだし、明るいんですよね。どんなにしんどい38km地点でも”Thank you for vlounteering”が飛び交うってすごい。お礼をいわれるともっと応援したくなってボランティアの方にさらに元気がでる。それでそのボランティアの人に励まされたランナーの人がお礼をいう。うん、ナイスサイクル。超絶ポジティブ循環です。これがもっといろんなところで広がったら世界はもっとよくなるね。

③老若男女みんなガチ、コスプレに国境も年齢制限もない

コスプレと耳にすると、ハロウィンで渋谷のセンター街を練り歩くパリピを想像される方も多いかもしれません。会社のおじさんは「40のおじさんがミッキーの耳なんてつけてたら通報されちゃうでしょ!」と叫ぶ始末。でも安心してください。ユナイテッドステイツオブアメリカ。ティンカーベルの格好したおじさん、いっぱいいました(推定50歳前後)

フルマラソンの日になるとごりごりのコスプレは減るんですが、5kmや10kmの日はもうすごいこと、すごいこと。4人家族みんなでコスプレとか

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(一家でミッキー、ミニー、グーフィーのコスプレしていたんだけど、息子が被ってたから一緒に写真撮ってもらった)

さらにミッキーの手のコスプレ。

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なんでもあり。

そしてビビることに、おじいちゃんおばあちゃんもガチです。本気でした。そう、ここは夢の国。年齢なんて気にしなくていいのです。Let it goの精神でいきましょう。

ディズニーマラソンから推測する人種間格差について

急な真面目ワードの出没から替え玉を予想した方、安心してください。文章をつづっているのはわたしです、鈴木ゆうりです。難しいことかけません。ただちょっとシリアスな話をするだけです。

今回のディズニーマラソン、たくさんの夢や思いやりにあふるるレースだったことは間違いなしです。ほんとに最高のレースでした。
ただレースに参加してびみょーに気になったこと、それは参加している人種について。
おなじみユナイテッドステイツオブアメリカは、移民の国として知られているはず。もはや人種のるつぼ、下半分はスペイン語のほうが通じるなんて話もちらほら。インディアンやらアフリカンやらアジア系やらたっぷりミックスしている国、それがユナイテッドステイツオブアメリカ。と思っていたのですが。

今回のレースで気になったこと。そう、圧倒的白人率の高さです。(もちのろんわたしの目で確認した感じで、ちゃんとしたデータじゃないから正確かは謎です)

ぶっちゃけ我らがアジア系もなかなかお目にかかれず、アフリカンなんて目にしたであろうか…と驚くほどの白人比率。びっくりです。人種のるつぼっていわれるアメリカで、ここまで人種比率がくっきり現れるってなかなか興味深くないですかね。
先に書きつらねたように、ディズニーマラソンは重課金が必須です。つまりお金がある程度ないと参加がとてつもなく難しいのです。わたしはあんまり人種差別とか格差とか考えない人間なんですが、ここまでくっきり目にすると、ちょっとびっくりしました。

だからといってわたしが目立った何かをできるかって訳ではないのですが、気づいて心に留めておくのか、そうしないかでもきっと違うだろうなって思いました。ということでラジオではお話しなかったんだけども、noteに書いてみることにしました。マラソンの参加者人数やエイドステーションの充実度などのデータからその国の状況とか、いろんなことを察せるときがあります。それもなかなか勉強になると感じる26さいです。

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(10kmレースのとき、仲良くなったエマちゃん。インクレディブル系ガール。)

小規模だけど痒いところに手がとどく系レースは、東南アジアで決まりだね

さてはてフロリダから丸2日をかけてマレーシアに移動しました。高温多湿、最高気温は35度、完璧な夏です。
そんなマレーシアで、わたしが参加したマラソンは”TwinCityMarathon”(ツインシティーマラソンってかくね)。クアラルンプールで開催されるクアラルンプールマラソンかと思いきや、そこからタクシーで30分くらいのサイバージャヤという企業シティで開催される小規模マラソンでした。わたしは知り合いに誘われてノリでおっけーした手前、事前情報一切なしでマレーシアインしました。

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(旧正月に合わせておみくじ引いてはしゃぐ25さいだったわたし)

基本的に海外のレースに参加する前は、事前にEXPOやら何やらをチェックするのは必須なのですが、ここは東南アジア。東南アジアは仮にスタート地点が遠くてもタクシーやらバイタクの値段がめちゃくちゃ安いので問題ナッシング。そして何よりも東南アジアは小規模でもちゃんと痒いところに手がとどく系レースが多いのです( ˘ω˘ )ありがたみが深みです…事前にそんな根を詰める必要がないのです…

今回のツインシティーマラソンも規模的にはまじでスモールサイズのマラソンなんだけども、EXPOとかでエナジージェルやらポーチやらはしっかりおいてくれているし、なによりもクレカが使える神。マレーシアはキャッシュオンリーのお店が多くて、紙幣不足になっていたわたしにはありがたい…

しかもスタート地点とゴール地点は同じ、かつ中心地で行きやすい。エイドステーションも2kmごとにスポドリと水の配給あるし、バナナとかだけじゃなくて、揚げたてドーナツとか豆乳抹茶ゼリーとかのエイドステーションもあって至れり尽くせり…これでエントリー費はだいたい2500円くらい…上のディズニーマラソンと比較するとびっくりドンキーです…

ただし応援に関しては、早朝というか深夜開催のため、欧米と比べると閑散としているところが、若干しょんぼりなところ(´・ω・`)それでもボランティアのホスピタリティは素晴らしいし、暑くて湿気がやばいこともあってカットオフタイムも8時間設定なのもありがたいです。しかも走りおわったあととかにも、”出場してくれてありがとう”メールくれます。ホスピタリティの塊なのかな…?

東南アジアは日本から4~6時間くらいのフライトでいけるところがほとんどなので、出場しやすさを考えると、初海外レースに東南アジアはめちゃくちゃ向いている感あります。おすすめです( ˘ω˘ )

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鈴木(宮原)ゆうり
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