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書記の読書記録#156「色彩論(ゲーテ)」

ゲーテ(訳:木村直司)「色彩論」のレビュー


レビュー

1810年に出した著書。教示篇(色彩に関する己の基礎理論)・論争篇(ニュートンの色彩論を批判)・歴史篇(古代ギリシアから18世紀後半までの色彩論の歴史)の三部構成だが,本書では教示篇のみ収録。

自然の観察に基づく思弁を主としており,今でいう心理学的な姿勢と言えるだろう。色彩科学の祖として,ゲーテの名がニュートンと共に挙げられるもの納得である。


解説よりメモ:
・自然研究者(Naturforscher)・利用する人,知識の人,直観する人,包括する人・幼少年期の自然体験・理神論による危機・パラケルススに始まる汎知学・中心の喪失・形態学・眼に基づく観察・カントを念頭に置く・自然に即した色彩研究


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