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書記の読書記録#216「ε-δ論法とその形成」

中根美知代「ε-δ論法とその形成」のレビューと読書記録


レビュー

本書は,ε-δ論法の成り立ちについて書かれた読み物である。主にコーシーとワイエルシュトラウスが関わってくる。解析学を本格的に攻略する足掛かりとして,藤田 博司「「集合と位相」をなぜ学ぶのか」とともにおすすめしておく。


読書記録

# 1p1〜56
・コーシーの著書「解析学教程」「概要」「微分学講義」・代数解析・無限小・連続関数の定義・級数の収束と発散・導関数と微分の定義・積分論・誤った定理・アンペールの定理

# 2p57〜97
・フーリエ級数・ディリクレ関数・ワイエルシュトラウス,項別微分と一様収束・アーベルの反例,ザイデルの修正,コーシーの一様収束と連続関数の定理・ストークス,極限の順序交換と一様収束・リーマン積分

# 3p98〜149
・ワイエルシュトラウス1861年「微分学」講義,極限を用いた微分の定義・いたるところ微分不能な連続関数・多変数関数の連続,全微分,一様連続・コーシー列,実数の連続


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Writer_Rinka
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