書記が数学やるだけ#671 スツルム=リウヴィル問題,固有関数展開法
少し複雑な問題について,いくつかテクニックを示す。
問題
説明
スツルム=リウヴィル問題について,以前に常微分方程式で示したことがある:
解答
(1)はスツルム=リウヴィル問題であり,片方の端を水に漬けたときの状態に相当する。変数分離を行い,係数μの条件を絞ることで解の形が求められる。
ここで固有関数を置くことで最終的に解が決まる。
次に側面から熱が出入りする場合について。ここでは未定乗数法を用いて解いている。
3つ目は固有関数展開法を紹介する。解を分割して,その中でそれぞれの解の形を決定していく。
結果として過渡状態と定常状態の和で示すことができる。
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