書記の読書記録#660『初学者のための数論入門』
西来路 文朗,清水 健一『初学者のための数論入門』のレビュー
レビュー
初等整数論のうち素数および素因数分解に焦点を当てたもので,高校数学レベルから代数的整数論に必要な要素を知ることができる。
以前に清水『大学入試問題で語る数論の世界』を読んだことがあり,これも初学者でもわかる絶妙な難易度加減が良かった。
もくじ
第1章 ユークリッド『原論』から
第2章 完全数からメルセンヌ素数へ
第3章 メルセンヌ数の素因数
第4章 フェルマーの小定理とオイラーの定理
第5章 素数の無限性
第6章 2 次式の素因数の法則性
第7章 代数的整数と素因数分解
第8章 素因数分解から素イデアル分解へ
第9章 作図問題から超越数へ
第10章 素数の分布
第11章 数論の発展
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