書記が数学やるだけ#419 フラクタル入門(コッホ曲線,カントール集合)
解析入門の一旦の締めとして,フラクタルについて簡単に扱う。
問題
極限を取ると不思議な事実が浮かんでくる。
説明
フラクタルは,フランスの数学者ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念で,「ハウスドルフ次元が位相次元を厳密に上回るような集合」と定義した。
解答
ルールを理解して,漸化式を計算する。
コッホ曲線は,長さの極限は発散するが面積の極限は収束する性質を持つ。
pythonによる描画の例,再帰関数のいい練習になる:
カントール集合は,至るところスカスカな集合といえる。色々と興味深い性質があるのだが,それを詳しく扱うのはまた後ほど。
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