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2024年の総括(学術バーQ編)

学術バーQ・Communicative Bar & Cafe HANABI Advent Calendar 2024 参加記事


学術バーQの来客者として

初来客は5/26。そもそも学術バーQの存在を認知したのは5月中旬ごろで,不意にX上に流れてきた情報がきっかけだったと記憶している。今までバーに行ったことは一度もない人間が足を踏み入れた理由は,「店名がかっこいい」「〈知と対話を愛する人のための遊び場〉というコンセプトが気になる」「開店して間もないため新規参入しやすい」「院生がチャージ料金無料ということで他の院生を知るにはちょうど良い」といったものだった。実際に来客してみて,それまで話す機会のなかった私の専門分野を断りなく話せるのは大きく,以後もそういった専門トークを期待して(多少の出費を計算しつつ)通うようになっていく。


学術バーQのイベンターとして

後に示すように,学術バーQのイベンターとして8月を筆頭に計5回登壇した。元々来客する理由として,イベンターとして登壇することは念頭においていた。発表そのものはおそらく私の得意分野,というのも過去に全く専門外の分野を社会人に教えた経験があったからだ。とはいえその時には自身の専門分野に需要はなく,教える機会は与えられなかった。そこで学術バーQならできるのでは,と思い応募し,始めは1時間のトーク,後に1日のイベントを持つことになる。


学術バーQをいかにして活用するか

学術バーQは私にとって,単に消費する以上のメリットがいくつかあると考えられる。例えば,専門外の分野の学習はもともと書記として独学を重ねていたが,学術バーQのイベントに向けた予習といった形でより能動的な学習ができるようになった。また,独学の難しい分野,そもそもどう考えて学習するのが良いのか,といった悩みを解決するヒントとしても有用である。最近では,書記の存在を認知させるためにわざわざ専用の名刺を作って何人かと交換をしているが,これは本業においても人脈を得る良い機会なのではと思っている。


今まで参加したイベント一覧(太字は登壇者)

5/26 院生チャージ無料! フリートークデー

6/5 おさだパイセンに進化生物学について(豆腐店長と)あれこれ教わるバー

6/15 文系大学院生アーニャと語る会

6/26 プラトニック・バー

7/12 細胞たちの生きざまに酔いな……!:某大助教が語る細胞生物学研究の最先端

7/25 正義に熱狂する前に:カント哲学から見たキャンセルカルチャー

8/7 【夜】大人のオープンキャンパス・哲学編

8/10 言語学入門 with 元イギリス大学院生 vol. 2

8/14 医学・創薬科学バー

8/17 Emotion研究バトル:対立しまくる情動研究の歴史

8/20 鑑賞距離から考える絵画の新しいみかた

9/1 技術史バー

9/3 哲学者はなぜ「人生の意味」を問われがちなのか?:デリダの脱構築と責任から考える

9/10 「鳥頭」は褒め言葉!? 面白くて夜しか眠れなくなる鳥の知能の話

9/16 ゆる営業:政治学やら経済学やらいろいろ喋ろう feat. 政治学博士

9/25 ふたご研究BAR:双生児をめぐる学術小噺4選

9/27 神秘主義入門:哲学的に「エクスタシー」を考えてみよう

10/4 飛び級東大院生が宇宙を語る! 地球の重力の100000倍!? 中性子星が解き明かす極限環境の物理

10/9 現役弁護士と語る少年法・少年事件

10/13 漢方医学の伝統&現在

10/22 バイオ系専攻の院生・研究者を歓迎するバー

10/31 明日、倫理学を始める前(ため)に:道徳を取り巻く諸問題について語るバー

11/6 先生! コイツは化石になれますか? ~古生物学者とたどる「化石ができるまで」~

11/10 俺に研究のイロハを教えてくれ!バー

11/15 プラハ窓外投擲事件について日本一詳しくなろう!バー

11/19 サイコーの読書会の作り方を考えてみるバー

12/3 詩の「ほんとう」?:詩における真理を哲学する

12/7 言語学入門 with 元イギリス大学院生 vol.6(生成文法スッペシャル)

12/11 栄養ドリンクからみる生薬超入門


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Writer_Rinka
学習に必要な本を買います。一覧→ https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1XI8RCAQIKR94?ref_=wl_share