書記が数学やるだけ#376 重積分の変数変換
変数変換ではヤコビアンが重要である。
問題
説明
全微分の係数行列として,ヤコビ行列が登場する。この行列式がヤコビアンである。
座標変換について。
これらのことをまとめると,積分変数の変換について表示できる。これは1変数関数でいう置換積分の拡張である。
解答
ヤコビアンは,全微分の係数行列の行列式として出てくる。
極座標変換について,微小面積を考えると図のようになる。
ヤコビアンは,変数変換における微小面積変化を示す。このことを平行四辺形の面積を求めることで示しておく。
例としてアフィン変換を見ていく。
アフィン変換により面積は変わりうるが,回転や平行移動では面積は変わらない。
具体的な計算問題。変数変換ではヤコビアンを忘れないように。
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