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書記の読書記録#1014『筑摩世界文学大系〈83〉ローザ,ドノーソ (1976年)』

『筑摩世界文学大系〈83〉ローザ,ドノーソ (1976年)』のレビュー

収録作:

ジョアン・ギマランエス・ローザ(訳:中川敏)『大いなる奥地』

ホセ・ドノーソ(訳:内田吉彦)『この日曜日』

※訳者による解説+鼓直『ラテンアメリカの現代小説』


レビュー

ジョアン・ギマランエス・ローザ(João Guimarães Rosa,1908年6月27日 - 1967年11月19日)は20世紀の最も重要な作家の1人と評価されるブラジルの作家、外交官。
彼の最もよく知られた作品は『大いなる奥地:小径』(Grande Sertão: Veredas 1956)であり、ブラジル人にとってはユリシーズにも比すると考える者もいる。

『Bokklubben World Library』収録作であるThe Devil to Pay in the Backlands(João Guimarães Rosa)の邦訳は,現状では本書のみ。それなりに長い話ではあるが,戦闘描写や悪魔の存在などは退屈を紛らわすのに十分であった。


ホセ・ドノソ(José Donoso、1924年10月5日 - 1996年12月7日)は、チリ・サンティアゴ出身の作家、小説家、教師、ジャーナリスト。
『境界なき土地』、『夜のみだらな鳥』、『別荘』(スペインの"Crítica de España"受賞作)や『絶望』などの小説によって、彼は「ラテンアメリカ文学ブーム」の立役者のひとりであると考えられるようになった。

ドノソは『別荘』『夜のみだらな鳥』が比較的有名か。今回は評価を保留。


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