書記が数学やるだけ#159 点列コンパクト,最大値定理
距離空間における点列コンパクトについて扱っていく。
問題
今回は距離空間において議論する(後日,同じような話題を位相空間へと拡張する)。
説明
点列コンパクトとは。
点列コンパクトから,距離空間における最大値定理が導出できる。
解法
点列コンパクトの例として閉区間が挙げられる。これは区間縮小法により示される。同様の議論で,閉直方体も点列コンパクトである。
次に,連続写像fについてf(A)も点列コンパクトであることを示す。
点列コンパクトは,有界閉集合に置き換えが可能である。
これらを総力して,最大値定理を示す。実際にはsup f(A)がf(A)の最大値になっていることを示す。
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