書記の読書記録#435『振動・波動』
小形 正男『振動・波動』のレビュー
レビュー
単振動(2階微分方程式)→多自由度(連立微分方程式)→連続体の振動,波動(フーリエ解析)といった手順で進行する。該当する数学の知識は必要だが数学書ほどではなく,むしろ本書で例を学ぶくらいの使い方でもいいかもしれない。
もくじ
1.単振動 -重ね合せの原理-
1.1 なぜ振動を学ぶか
1.2 単振動の解
1.3 重ね合せの原理
1.4 ポテンシャル中の振動
演習問題
2.自由度2の振動 -モードという概念-
2.1 自由度2の系の複雑な運動
2.2 モード
2.3 連成振動
2.4 一般的なモードの求め方
2.5 うなり
演習問題
3.多自由度の振動 -分散関係-
3.1 自由度3の連成振動
3.2 多自由度の系のモード
3.3 分散関係
演習問題
4.連続体の振動 -フーリエ級数-
4.1 連続体の運動方程式
4.2 弦の振動のモード
4.3 フーリエ級数
4.4 自由度N の系と連続体との関係
演習問題
5.減衰振動と強制振動 -共鳴-
5.1 抵抗のある場合の運動
5.2 強制振動
5.3 共鳴
5.4 一般の外力が加えられた場合の運動
5.5 多自由度の場合の強制振動
演習問題
6.1次元の波 -進行波と群速度-
6.1 進行波
6.2 位相速度と分散
6.3 群速度
6.4 分散がない場合の進行波
6.5 反射
6.6 定在波
演習問題
7.波束とフーリエ変換
7.1 進行波の重ね合せ
7.2 周期関数のフーリエ展開
7.3 一般の関数のフーリエ展開
7.4 波束
7.5 パルス
7.6 e ikx を用いたフーリエ変換
演習問題
8.3次元の波・電磁波・波の干渉
8.1 平面波
8.2 球面波
8.3 電磁波
8.4 偏光
8.5 反射と屈折
8.6 干渉
演習問題
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