書記が数学やるだけ#854 単体の向き,境界準同型
トポロジーについて,まずはホモロジー論から進めていく。
問題
説明
ホモロジー(homology)は与えられた数学的対象,例えば位相空間や群に,アーベル群や加群の列を対応させる一つの一般的な手続きをいう。
単体は,点・線分・三角形・四面体・五胞体といった基本的な図形の n 次元への一般化である:
複体は単体分割することができる。
ここで,単体に向き・鎖・境界といった概念を導入する。
解答
鎖について,点と辺の例を示しておく。
k=1の境界準同型について,線形性と準同型から辺から点に変換することができる。
次の例は境界準同型が0になるパターンで,ちょうど図形を1周した場合に相当する。
輪体群は境界準同型の核で定義される。具体的な計算には行列を用いると便利である。
2次元図形の境界準同型について。2つ目の式は境界の境界はないことを示している。
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