書記の読書記録#262「スペキュラティヴ・デザイン 問題解決から、問題提起へ。—未来を思索するためにデザインができること」
アンソニー・ダン&フィオナ・レイビー「スペキュラティヴ・デザイン 問題解決から、問題提起へ。—未来を思索するためにデザインができること」のレビュー
レビュー
問題解決の道具として取り上げられるのがデザインなのであるが,むしろ問題提起へと意識を転換するのが「スペキュラティヴ・デザイン」の核。以前読んだ「バイオアート」も多くが含まれる,加えて「デジタル」の分野もあり興味深い。
こういった批判的スタイルは中々調べても出てこず,本書はその意味で貴重である。
参考:
もくじ
[日本語版序文]
スペキュラティヴ・デザインの今日的意義
― 久保田晃弘
[日本語版特別寄稿]
スペキュラティヴ・デザインに見る夢
― 牛込陽介(Takram London)
第 1 章 ラディカル・デザインを超えて?
第 2 章 非現実の地図
第 3 章 批評としてのデザイン
第 4 章 デザインという名の巨獣
第 5 章 方法論の遊び場:虚構世界と思考実験
第 6 章 物理的なフィクション:ようこそ「ごっこ遊び」の世界へ
第 7 章 非現実性の美学
第 8 章 現実と不可能の狭間
第 9 章 スペキュラティヴ・エブリシング
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