書記が世界史やるだけ#3 エジプト文明
問題
解説
(1)誤り:問題の記述はヘロドトス「歴史」にある。ナイル川は定期的に氾濫を起こし,それにより上流から運ばれてくる肥沃な土により,灌漑農業が発展していった。
(2)誤り:古王国(都:メンティス)の時代,ギザにピラミットが建設された(クフ王のものが有名)。中王国(都:テーベ)の時代には,馬と戦車をもたらしたヒクソス人の侵入に悩まされることとなった。
(3)誤り:新王国の時代にはアモン=ラー信仰が盛んであったが,アメンホテプ4世は唯一神アトンの信仰を強制し,都をテーベからテル=エル=アマルナへと移し,自らをイクナートンと改名した。
(4)正しい:エジプトは,太陽神ラーや冥界神オシリスなどが信仰される多神教世界であった。「死者の書」やミイラはオシリスの信仰に基づいて作成された。またスフィンクスは,ファラオ(王)の顔とライオンの体を持つ神聖な存在とされる。
(5)正しい:エジプト文字の解読は,シャンポリオンをはじめとしたロゼッタ=ストーンの解読により進展していった。神聖文字(ヒエログリフ)と民用文字(デモティック)に加えギリシャ文字が書かれていることから解読が進んだとされる。
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