書記の読書記録#105「アエネーイス」
ウェルギリウス(訳:岡道男,高橋宏幸)「アエネーイス」のレビュー
レビュー
古代ローマの詩人ウェルギリウス(前70年–前19年)の叙事詩。全12巻。トロイア滅亡後の英雄アエネーアースの遍歴を描く。ホメロスの「イリアス」「オデュッセウス」を範とする。ラテン文学の最高傑作とも評されている。
一種の血腥い復讐や怒りの存在が興味深いところ。
解説よりメモ:
・英雄叙事詩・詩人ウェルギリウスの時代・「牧歌」・「農耕詩」:ヘシオドス「仕事と日」を範とする教訓叙事詩・カリコマスの文芸理論・アエネーイス伝承とローマ建国神話・放浪と戦争・社会的責務を背負う英雄,歴史の神話化・トゥルヌス殺害の場面,問題解決の困難さ・エクプラシスの技法・後世への影響,ダンテ「神曲」など
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