書記が物理やるだけ#89 多自由度の運動
では,自由度を増やしていくと運動はどうなるだろうか。
問題
説明
自由度3の連成振動の図示。
自由度を増やした場合,以下の式に一般化できる。注意点として,端を固定している分の付帯条件がある。
計算していくと,以下のようにモードを示すことができる。
解答
まずは自由度3の場合について計算する。
自由度nの場合も,基本的には固有値問題を解けばよいが,端の部分についての条件(付帯条件)を個別に考える必要がある。
解の形は,以前と同様三角関数で示すことができる。
付帯条件について適合しているかの確認。
ここで,pについてとりうる値はm=1,2,…,Nのみである。
これで付帯条件込みでモードが求められた。
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