書記の読書記録#713『基本を学ぶ 信号処理』
浜田 望『基本を学ぶ 信号処理』のレビュー
レビュー
薄いながらも必要最低限な内容はまとまっており,最初に軽く読んでおくには良い教科書だろう。
もくじ
1章 信号と信号処理
1-1 信号と情報
1-1-1 信号とは
1-1-2 信号の数学的表現
1-1-3 多次元信号・多チャンネル信号
1-2 ディジタル信号処理
1-3 信号処理の目的
1-3-1 フィルタリング
1-3-2 推定
1-3-3 スペクトル解析
1-3-4 情報圧縮
1-3-5 信号復元
1-3-6 逆問題
1-3-7 信号生成
1-4 信号処理の応用分野
1-4-1 音声・音響信号処理
1-4-2 画像・映像処理
1-4-3 エコーを利用する処理
2章 基本的信号とシステム
2-1 基本的信号
2-1-1 連続時間信号
2-1-2 離散時間信号
2-1-3 正弦波信号
2-1-4 正弦波信号の性質
2-2 信号のエネルギーと平均パワー
2-2-1 システム
2-2-2 連続時間の基本演算
2-2-3 離散時間信号の基本演算
2-2-4 逆システム
2-3 たたみ込み
2-3-1 線形システム
2-3-2 時不変システム
2-3-3 たたみ込み
2-3-4 連続時間システムのたたみ込み
3章 連続時間信号のフーリエ解析
3-1 正弦波信号のスペクトル
3-1-1 直流信号
3-1-2 fを軸とするスペクトル
3-2 フーリエ級数
3-2-1 複素指数形フーリエ級数
3-2-2 フーリエ係数ckの計算
3-3 フーリエ変換
3-3-1 フーリエ変換の定義
3-3-2 フーリエ変換の例
3-4 フーリエ級数とフーリエ変換の性質
3-4-1 線形性
3-4-2 信号の実数値性
3-4-3 時間の反転
3-4-4 時間シフト
3-4-5 周波数シフト
3-4-6 スケーリング性
3-4-7 双対性
3-4-8 微分・積分
3-4-9 パーセバルの関係式
3-4-10 たたみ込み定理
4章 離散時間フーリエ変換
4-1 離散時間フーリエ変換(DTFT)
4-1-1 DTFTとフーリエ変換
4-1-2 DTFTの例
4-2 線形時不変システムとDTFT
4-3 DTFTの性質
4-3-1 線形性
4-3-2 信号の実数値性
4-3-3 時間の反転
4-3-4 時間シフト
4-3-5 周波数シフト
4-3-6 周波数による微分
4-3-7 信号のエネルギーとパーセバルの関係式
5章 離散フーリエ変換
5-1 DFTの導入
5-2 DFTの基本事項
5-2-1 DFTの指数kとアナログ周波数
5-3 線形変換としてのDFT
5-3-1 回転子による表現
5-3-2 DFTの線形変換による表現
5-4 DFTの性質
5-4-1 周期性,巡回シフト,反転
5-4-2 DFTにおける関係式
6章 高速フーリエ変換
6-1 基数2の時間間引きFFT
6-1-1 バタフライ演算
6-1-2 ステージ数
6-1-3 演算回数
6-1-4 メモリ数
6-1-5 信号とFFT演算結果の順序
6-1-6 x[n]の順序生成のルール
6-2 基数2の周波数間引きFFT
6-3 たたみ込み演算の高速化
7章 z変換
7-1 z変換の定義
7-1-1 単位ステップ信号 u[n]
7-1-2 単位インパルス信号δ[n]
7-1-3 有限長信号
7-1-4 因果性べき数列 x[n]=anu[n] (a:複素数)
7-1-5 反因果性(左側)指数数列 y[n]=-anu[-n-1]
7-2 DTFTとz変換の関係
7-3 逆z変換
7-3-1 べき級数展開による方法
7-3-2 部分分数展開法
7-4 z変換の性質
7-4-1 線形性
7-4-2 時間反転
7-4-3 時間シフト
7-4-4 z領域でのスケーリング
7-4-5 差分信号
7-4-6 累積(アキュムレーション)信号
7-4-7 X(z)の微分
7-4-8 たたみ込み定理
8章 サンプリング定理
8-1 正弦波信号のサンプリング定理
8-1-1 アナログ正弦波への変換
8-1-2 アナログ正弦波の生成ルール
8-1-3 サンプリング周波数とアナログ正弦波の復元
8-1-4 正弦波信号のサンプリング定理
8-2 サンプリング定理
8-2-1 帯域制限信号のサンプリング
8-2-2 サンプリング定理
8-3 アナログ信号の再構成
9章 離散時間システム
9-1 システムの周波数特性
9-1-1 システム関数 H(z)
9-2 差分方程式によるシステム
9-2-1 FIRシステム
9-2-2 IIRシステム
10章 フィルタ
10-1 フィルタ設計問題
10-1-1 アンチエリアシングフィルタ
10-1-2 フィルタ特性
10-1-3 フィルタ特性の仕様
10-1-4 ディジタルフィルタとアナログ周波数特性
10-2 FIRフィルタの設計
10-2-1 ゼロ位相FIRフィルタ
10-2-2 線形位相FIRフィルタ
10-2-3 FIRフィルタの近似
10-3 IIRフィルタの設計
10-4 FIRフィルタとIIRフィルタの比較
10-5 フィルタの実現
10-5-1 FIRフィルタの実現
10-5-2 IIRフィルタの実現
10-5-3 フィルタの縦続形,並列形実演
11章 相関関数とスペクトル
11-1 相互相関関数,自己相関関数
11-1-1 相関関数の定義
11-1-2 相関関数の性質
11-2 有限パワー信号の相関関数
11-2-1 周期信号の相関関数
11-2-2 ランダム信号と相関関数
11-2-3 白色ノイズ
11-3 ウィナー・ヒンチンの定理
11-4 線形システムと相関関数
11-4-1 白色ノイズ入力によるシステム特性の推定
11-5 相関関数によるパワースペクトルの推定
11-6 スペクトルグラム
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