書記が数学やるだけ#380 ポリアの壺
今回はポリアの壺について,大学入試レベルから更に一般化をしてみる。
問題
説明
実際に図示してみる。
解答
n=3くらいは実際に試して計算してみる。
一般のnについて考えるには,nとn-1を比較して確率漸化式を立てる。
すると,赤玉がk個出てくる確率は一様分布に従うことがわかった。
以下のように直接計算することでも求められる。以後の一般化では,むしろこちらの解法の方がやりやすいのでこちらを採用する。
ここで,二項分布に関する等式を示しておく。
では,最初に入っている球の数を一般化する。(2)により式変形をすることで,ベータ分布を含む形に帰着できる。
最後に,追加する玉も一般化する。
このような壺問題は,確率過程を考える上で良いモデルとなりうる。
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