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書記の読書記録#129「聖書考古学」
長谷川修一「聖書考古学」のレビューと読書記録
レビュー
世界史で聖書の存在を知ったとき,あるいは実際に聖書を読んだとき,「どこまでか史実なのか?」という疑問を抱くと思う。全てが史実なわけではない,かといって全てが空想でもない。
本書は,考古学の視点から聖書と史実の関係について概説したものとなっている,学問としての線引きについて知っておくと良いだろう。族長時代から新約時代,とはあるが,実際メインに扱っているのはアブラハムからダビデまでで,旧約聖書のモーセ5書と歴史書が該当する。
参考:
読書記録
# 1p3〜63
・旧約聖書と新約聖書・レニングラード写本を元とする・ヘブライ語・申命記史家の活動,ノートの説・ヨシヤ王の宗教改革,中央集権化・考古学の基礎,遺物と遺構・層位学と型式学・年代の決定・聖書考古学,聖書との距離の置き方
# 2p65〜187
・族長時代の年代・ウル第三王朝・古代都市ヌジ・リベカとラクダ・べエルシェバ・ベテル・マクペラの聖堂・出エジプト・ラメセスからの脱出,カナンまでのルート・シナイ山・ネボ山・エリコの城壁・ハツォル・中央山地と平野部での二大勢力・四部屋式住居・ユダヤ人のアイデンティティ・海の民とペリシテ人・過越祭・最後の士師サムエル・初代王サウル・ゴリアト対ダビデ・統一王国時代,分裂王国時代・メシャ碑文・ケースメート式壁,列柱式建物・シリアエフライム戦争・テイラープリズム・シロアム碑文・ヨシヤの宗教改革・バビロン捕囚・エルサレム帰還,第二神殿時代・ヘレニズム時代・ハスモン朝・ヘロデの神殿建築・死海文書,クムラン教団
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