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書記が世界史やるだけ#6 古代イラン


問題

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解説

(1)誤り:前250年ごろ,バクトリア地方の知事ディアドトスが,セレウコス朝から独立してバクトリア王国を建てた。同じ頃,パルティア地方ではアルサケスがセレウコス朝から独立してパルティアを建てた(都:クテシフォン)。パルティアは,シルク=ロードによるローマと中国の仲介貿易を通して栄えた。

(2)誤りササン朝ペルシアは,アルダシール1世により建国された。そこでは,ゾロアスター教が国教とされた。マニ教は,マニによって創始され,ゾロアスター教にさまざまな宗教を融合したもので,国内では弾圧された。

(3)誤りシャープール1世は,260年エデッサの戦いローマ皇帝ウァレリアヌスを捕虜とした。

(4)正しいホスロー1世ササン朝ペルシアの全盛期にあたり,突厥と同盟を結び中央アジアの遊牧民エフタルを滅ぼした。また,ビザンツ皇帝であるユスティニアヌスとの抗争において,アンティオキアを占領した。

(5)正しい:ササン朝では東西交流が盛んに行われ,その過程でササン朝美術が成熟していった。これは,次のイスラーム時代に受け継がれるとともに,西は地中海世界に,東は中国や日本にまで伝播していった。


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