ピンチはチャンスなんだよ?

「生放送は止まらない!」というドラマが2003年に放送されたんですけど、ご存知の方いませんか〜

このドラマ、一夜限りの単発2時間ドラマだったんですけど、現実とフィクションが融合した感じで、出演者もかなり豪華で、当時めちゃくちゃファンだった中島美嘉が出演していたこともあり、放送中、食い入る様にテレビ画面に張り付いた中学生の頃。

このタイトルの台詞は、浜崎あゆみがドラマ内で言う台詞です。

「ピンチはチャンスなんだよ?」

もう一度再放送してくれないかな〜見たい!!

物語はテレビ局が舞台となっており、放送番組はMステの様な(ただ名前を変えた感じの)音楽番組です。テレビ局の社員が主人公で、生放送音楽番組の表と裏側のドタバタ劇場の感じのドラマでした。

当時、大ファンだった中島美嘉の台詞よりも、浜崎あゆみのセリフがずーっと脳裏にこびり付いており、「わぁーーーピンチじゃん!」っと叫びたくなる状況にいると、この台詞があの、あゆのトーンで

「ピンチはチャンスなんだよ?」

っと囁かられます。笑

そんな背景もありながら、つい最近「ピンチをチャンス」と捉えて行動したこと。それは、コロナ禍でのフライト事情の話。

【フライト予定】
3月19日ブリズベン(オーストラリア)→ソウル(韓国)→福岡(日本)
3月23日福岡(日本)→ソウル(韓国)→ブリズベン(オーストラリア)

っとまあ、こんな感じの一時帰国のフライト予定でした。

フライト予定日の少し前くらいから、フライト会社からdeparture地とarrival地の変更メールが届きます。

【フライト予定(変更メール内容)】
3月19日ブリズベン(オーストラリア)→ソウル(韓国)→成田(日本)
3月23日福岡(日本)→ソウル(韓国)→シドニー(オーストラリア)

オイオイ、オーイ!!

「国は同じでも、場所と本来の目的地との距離がとてもあるぞ!」っとツッコミを入れたくなる内容でした。

コロナの影響で、多くのフライトが運休、欠航になっていたのは知っていたので、仕方ないとは思いながらも、

「日本に本当に行けるのか?オーストラリアに帰ってこれるのか?」不安を抱きながらも、ギリギリまで粘りました。

オーストラリア政府の入国制限措置は容赦無く他国に対しても出されていたので、「いつ日本が該当国になってしまうのだろうか?」っとヒヤヒヤしていたのですが…

そんな中、3月5日にオーストラリア政府が「韓国からの入国制限措置を3月7日から開始する」と発表です。これはトランジットも含まれています。

「私が購入済みのフライトチケット使えないや。他経由で戻ってこなきゃ。」と思っていたその矢先に、日本政府の「入国制限措置」の発表。少しの時間差で、韓国政府の発表。

「私の一時帰国、、、終わったわ。」

まあ、そんなこんなであーだこーだ言っても仕方ないので、気持ちをさっさと切り替えて「帰国予定期間だった期間をオーストラリアで他の予定つくろう」とウキウキしていたものの、「あ、フライト料金って払い戻し、できるのかな?」っと思い始めます。

面倒くさがりな私なので、手順は調べましたが、最悪泣き寝入りでもいいかな、っと思っていたのですが、冒頭で触れた、あの「あゆのセリフ」が囁かれました。

「ピンチはチャンスなんだよ?」

このままだと「フライト払い戻し手続きしないとフライト料金払い損する」という状況を勝手に「ピンチ」とし、何かの「チャンス」と無理やり捉える。

チケット代もオーストラリアドルで支払いをしていましたし、予約も海外サイトを利用していたので、「よし、全部英語でチャレンジしてやる!」っと奮起して、先ずはチケット代理店にアクセスするも、チケット代理店も「コロナの影響でメール対応が遅れる」と。「3月9日までに当社から回答メールを送ります」っと自動返信メールを受け取るも、

待てど暮らせど、、、、来ない!

サイトをもう一回開いて見てみると、「お急ぎの方はコールセンターへ。ただし、コロナの影響で混み合っていますので、フライト日程に余裕のある方は4月以降にアクセスしてください」っとの表示もありましたが、私はお急ぎの方なので電話します。


、、、かかりません。

サイトによると支店国がアメリカ支店、イギリス支店などいろいろあって、オーストラリア支店にちゃんと連絡しておりましたが、かかりません。

電話回線が、込み合いすぎているわけですね。

もう一回、「他の方法はないか」と調べてみます。「これはもう、フライト会社に直接連絡するしかないな」と。KOREAN AIRだったので、日本人対応コールセンターもあったのですが、「ピンチはチャンス」なので、英語でチャレンジです。

ここは意外にも、すんなりクリアしますが、料金の支払いは代理店にしているため、フライトキャンセルはできたものの、払い戻しは対応しかねると。

そりゃそーだ。

ので、全くもって繋がらなかった旅行代理店にアクセスをし直します。

ネット社会はありがたいもので、「コロナ影響による旅行代理店フライトキャンセル対応のレビュー」がバンバン上がり始めていました。

私が利用した旅行代理店のレビューページを見ると、「電話に繋ぎっぱなしで30分〜1時間くらい待ってやっと繋がったこと。コールセンターの対応者が英語ネイティブじゃないこと。」を知ります。

ここからは、もう我慢勝負ですね。接続中のメロディーをかれこれ30分ほど聞きっぱなしで…やっとこさコールセンターの人につながりました!!!

booking numberを伝えなければいけないので言いましたが「K 、L 、3、、、」っと言っていたものの「two?? 」っと聞き直されます。「No, three!!」っと何度か言い直しました。(くそ、th発音難しい!!)っと心の中で叫びながらも頑張ります。

ただ、自分が言わなければいけないことは

・コロナの影響でフライトをキャンセルしたい。
・何回かこの旅行代理店にメールや電話したけど、contactできなかったから直接フライト会社に連絡して、フライト自体はキャンセルしてあること。
・払い戻しは可能なのか?

この3点です。

そこまで難しい英単語は必要ないものの、相手もかなりキャンセル対応に追われているのもあって、電話先の奥の音がかなり大変そうでした。

ネットレビュー記事にもあった様に、英語ネイティブではないことは事前に予測できていましたが、互いに英語ネイティブじゃないからか、意思疎通にかなり苦戦。

私と相手のお姉さんの熱量がお互いに上がるのがハッキリわかるほど、徐々に会話の声のトーンがヒートアップしていったのですが、伝えたいことが両者ブレなければ大丈夫。

途中で、相手のお姉さんも「Don't disconnect!!」「 wait !!」 「Give me one minutes !!」っと怒り口調になってきましたが、気にしません。

私も「I sent to you an e-mail a few weeks ago. But you haven't replied me  yet !!」「Can you refund ?」っとなっていましたから。笑

日本語だったらもっと丁寧な言い回しをしていたでしょう。英語にも、もちろん丁寧な言い回しはありますが、お互いもう…完全無視でしたね!笑

結果、数週間後に払い戻しが、支払いをしたbankにされるとのこと。また、それらの確認メールを電話中に受け取れたので、無事完了です。


「払い戻し」っという単語は「pay back」の方が簡単なんですけれども、「refund」という英単語を電話前に調べておいたのが良かったと思っています。

お陰で一個英単語習得です。

オーストラリア、日本、韓国の3カ国をフライトする予定だった私。
そのフライト予定の数日前に、3カ国の全てが入国制限措置の発表。
この状況下で、英語で払い戻し請求の電話するチャンスは、そんな巡ってこないわな…

ありがとう、あゆ!!笑

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