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私のお腹を間借りしている赤ちゃん(まがりちゃん)〜妊活編〜

去年の8月頃から私のお腹を間借りしている赤ちゃん、通称「まがりちゃん」
紆余曲折ありながら何とか9ヶ月を迎えています(未だ賃料は滞納中)。
本日はまがりちゃん誕生前の妊活について綴りたいと思います。

『不妊なの?と聞かれたことをきっかけに』

26歳で同い年の夫と結婚をし27歳から一緒に住み始め、めっちゃ楽しい時や、めっちゃ離婚の危機とかを乗り越えながら29歳になった私達。
地元の友だちは結婚したらすぐに妊娠の流れが多く、ある日、ある友達に「子供は考えてないの?もしかして不妊?」と聞かれたときは「おぉ。」と思った。「まだ妊活に取り組んでないから不妊かそうじゃないかはわからないよ。」と返答したら「そっか〜、不妊なんかな?って心配してたから安心したわ。」と言われて、余計なお世話だと思ったけど、でもこの出来事をきっかけに妊活について考えるようになった。

『結婚してから妊活をしていなかった理由』

私は大学卒業旅行で行ったアメリカ旅をきっかけに海外旅行に目覚め、年に2回は有給をとって海外旅行に出かけていた。夫も新婚旅行で行ったクロアチアがよっぽど楽しかったらしく、もう少し二人での海外旅行を経験してから子供が欲しいというのが夫婦の共通認識だった。
私達は結婚3年目の28歳の時に離婚危機があった。それを乗り越えてから一緒に行ったバンコクの旅が私にとっては一生忘れないだろう思い出で。特に何かに一生懸命取り組んだわけでもなく、ただ楽しんだだけの旅行だったけど、二人でひとつのことを成し遂げた、という達成感が芽生えるような旅行で。親世代には「子供は?」と聞けれて「まだ海外旅行二人で行きたいので‥」と答えると「ははは」という反応だったけど、でも私達夫婦にとっては、すごく重要なミッションだった。

それに加えて私は仕事で昇格したかった。夫と結婚して一緒に住み始めた社会人5年目の終わりに昇格に面接があり、結果(内示)が出るのが6年目の秋。実際に昇格するのが7年目の春。その間は妊活はしない。結果がダメだったら、それはその時考えるという方針だった。まずは挑戦してみたかった。

『新型コロナ上陸で考えを変えた』

社会人7年目の4月に無事に昇格した私(めっちゃ嬉しい)。
しかし当初その4月に支店異動があるはずだったのに新型コロナの影響で見送られることに…。新境地で約1〜2年、新しい役職で経験を積んだら妊活に取り組む!という計画が崩れてしまった。

またお察しの通り海外旅行に行ける状況ではなくなってしまい…。これは先の見通しが立たないことだし「あと1年、あと2年、、、」といくら私達が願ったところでことの成り行きは操作できない。

支店異動もいつあるかわからない、海外旅行もいつ行けるかわからない、という状況になり、再度夫婦で話し合った結果、私達は家族に新メンバーを受け入れることを決意した。

『そうと決めたら赤ちゃんがとっても欲しくなった』

よし、妊活しよう、と決めてからはとってもとっても赤ちゃんが欲しくなった。
「赤ちゃんな〜、欲しいけどな〜、でもな〜、まだな〜」と、ぼんやり過ごしていた私はどこへ行ってしまったのか。基礎体温も毎日計っているし、排卵検査薬まで使っているじゃないか。生理前の不調を妊娠超初期症状と勘違いし、インスタでは、はっしゅだぐ妊娠超初期症状を検索しまくる。ただの食べ過ぎをつわりと勘違いし「吐き気がある…。絶対妊娠してるわ…。」と旦那に報告するルーティーン。
私はもともと7センチ程の結構大きい子宮筋腫があり、それが不妊につながる可能性があると病院の先生に言われていたので、焦りもあったのかもしれない。

そんなこんなで何回かのチャレンジを経て、まがりちゃんは私のお腹にやってきた。

『え、誰?というのが、まがりちゃんの第一印象』

病院で赤ちゃんの袋を確認したのが1回目。
心拍を確認したのが2回目。
そして3回目のエコーで、何とまがりちゃんは生物としての形を成していた。
ミジンコみたいな形をしているまがりちゃん。私は「え、誰…。」と思った。
私の許可なく(いや、私達が誕生させたんだけど)、私のお腹に何食わぬ佇まいで居座るまがりちゃん。その姿がとってもシュールで、笑えて、愛おしいと思いました。


夫と二人で経験したかったフィンランドのサウナでととのう事や、パラオの海でシュノーケリングすることや、ベトナムの屋台を食べ歩きすることは、二人では達成できなかったけど、まがりちゃんが無事産まれて大きくなったら3人で達成できたらいいな〜と今は妄想しています。

End


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