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科学技術「8Kテレビのすゝめ」

【謎だらけの8Kテレビ】

8Kテレビとは、どういう物かと言うと。

テレビには、四角いマス目がたくさん敷き詰められている。

個のマス目を「ドット」と言う。

つまりテレビは、映像を映すドットが敷き詰められて出来ている。

8Kテレビだと「7680x4320」個のドットが敷き詰められている。

「7680x4320」ドットの事を「解像度」と言う。

なので8Kテレビは「33,177,600」個のドットが敷き詰められている。

「33,177,600」個の数を「画素数」と言う。

そして、そのドット1個1個に対し、色を付けられる数がある。

その数を表したの物が「ビット」と言う単位。

ビットとは、電気の流れを「ON」「OFF」に出来るスイッチの数の単位。

2ビットなら「2x2」で、スイッチのON,OFF組み合わせ数は4種類

4ビットなら「4x4」で、スイッチのON,OFF組み合わせ数は16種類

8ビットでは、4ビットの組み合わせ数が16個なので「16x16」で256種類

こんな感じの計算になって行く。

今のテレビのビットは、8ビット以下はない。

なので8ビットだと、1個のドットに「256種類」の色を再現できる。


【色の仕様表記の見方】

色を表現する名前で「RGB」という物がある。

これは英語の頭文字を取って表したもの。

Rは、赤の「Red」の頭文字を取って「R」

Gは、緑の「Green」の頭文字を取って「G」

Bは、青の「Blue」の頭文字を取って「B」

この3色1組で「RGB」と言う。

そしてテレビは、この「RGB」3色1組の物がたくさん敷き詰められている。

そして、このたくさん敷き詰めた「RGB」でテレビに映像を映し色を出す。

人の目は、この表現方法でごまかされ、何の違和感もなく映像が見れる。

この「RGB」3個に「8ビット」を割り当てると「24ビット」になる。

「R」に8ビット1個

「G」に8ビット1個

「B」に8ビット1個

8ビットが3個で「8+8+8」になり「RGB」1組が24ビットと言う事になる。

この「RGB」3色1組を表した数字の事を「色深度」と言う。

仕様によく書かれている「8bit RGB」とかの事がこれに当たる。


【我々人類は、騙されてる】

では「8bit RGB 4:4:4」とか書かれている「4:4:4」とは何者か?

実は、こいつが1番曲者。

「4:4:4」の「4」とは「RGB」3色に+黒1を足したもの。

その足した黒とは、色を出さない「電源OFF」の事を言う。

これで「RGB」3色に+1色になり「4:4:4」の「4」が生まれる。

たまに「4:2:0」とか「4:2:2:」とか変な数字を見かける。

これは、色表現をする為の性能が足りず、色を間引いて映し出す物。

つまり「4:4:4」より画質が悪い。

その他にも「RGB」とは違う色表現をする「YUV」という物がある。

「Y」は、映像全体の明るさ調整をする物。

「U」は、青色の明るさ調整をする物。

「V」は、赤色の明るさを調整する物。

そして黒を表現する「電源OFF」

この4種類で、色を表現する。

これでも人の目は、ごまかされて普通に見れてしまう。

でも、明るさ調整で色表現する為「RGB」より鮮やかな映像にはならない。


【人の限界突破】

この他にも「BT.2020」や「BT.2100」と言う文字を見かけます。

「BT.2020」は、昔から続いている色表現の進化型規格名。

「BT.2100」は、新しく刷新した色表現の規格名。

「BT.2020」も「BT.2100」も色表現の性能は、ほぼ同じです。

どちらも、人が自然界で見れる限界の色の「99.99%」再現できます。

では、何が違うのかと言うと。

「BT.2100」には「HDR」が付いています。

「HDR」とは表現できる明るさの幅を向上させたものです。

正式名は「ハイダイナミックレンジ」

つまり「HDR」は、色の明暗差をクッキリとさせて映せます。

今のテレビの最新の物は全部「BT.2100」なので気にしなくても平気です。

古い型の8Kテレビや、4kテレビを買う時は、気にた方が良いです。

PCモニターも、値段が安い物を買う時は、気にした方が良いです。

超ザックリの説明ですが、これで最低限のテレビ性能が計れます。


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ジョー「鏡面反射のデジタルアートブログ」(鈴木穣)
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