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科学技術「雷神バイク」

展示用_edited

【世界最速電気バイク】


世界最速の電動バイクが
開発されました。

名前は
「WMC250EV」

最高時速は
「402Km」以上出るそうです。

と言っても
まだシャーシダイナモ上で
実証試験を行った結果です。

このシャーシダイナモと言うのは
バイクを乗せて走らせると
タイヤに接したローラーが回転して
疑似道路走行が出来る機械です。

空気抵抗の実験は
風洞と言う場所で行われました。

風洞と言う場所は
大きなプロペラを回して
人工的に速度に合わせた風を起こし
空気抵抗を測定できる大きな部屋です。


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【中央に風穴】


このバイクの特徴は
バイクの中心部分に
風が抜ける穴が開いている事です。

このデザインにより
バイクの中央を空気が抜けていく為
空気抵抗を大きく低減できました。

この奇抜な設計は
今までのレース用バイクと比べると
69%も空気抵抗を少なく出来てます。

自動車で最高速度455.3㎦を出した
「SSC Tuatara」と言う自動車の
空気抗力定数は「0.279」です。

しかし
このバイクの空気抵抗係数は
わずか「0.118」になってます。

このバイクは
中央に穴が開いてる為
バイクの部品が全部
車体の下部に収まってます。

でも世界最速の電動バイクなのに
なぜかバッテリーだけは
最高出力「134hp」しかありません。

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【職人技】


「WMC250EV」が実際に走るのは
2022年に正式な走行テストが
予定されているので
その時になりそうです。

このバイクを作った会社は
「WMC」社。

このWMC社の
創設者兼最高経営責任者は
「ロバート・ホワイト」氏と言う人物。

この人物は
22年間ずっとF1や他のレースイベントで
スーパーカーを作り続けてきた職人です。

そして
このホワイト氏の経験と知識を使い
世界最速の電気バイク「WMC250EV」を
開発したのです。

バイクも含めた乗り物全部
200㎞~300㎞を超えると
空気抵抗が非常に大きな影響を与えます。

その為
世界最速の物を作るには
単純に馬力を上げるだけじゃ
到底無理な事なのです。

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【バイクと一体化】


超音速世界で重要視される
空気抵抗の設計は
バイクの様な小さいサイズの物だと
非常に難しくなります。

特にバイクにまたがるライダーが
どうしても空気抵抗を
大きくしてしまいます。

ましてや
バイクが時速200㎞以上出した状態で
ライダーが上体を起こすと
バイクにしがみつけず吹っ飛びます。

その為
今回開発されたバイクの運転姿勢は
バイクに常時うずくまる姿勢を
強制させられます。

でもこのバイクは
うずくまる姿勢を取ると
今までのバイクより
更にバイクと一体化できます。

その為に
カウルと言うバイクの前面にある
風よけの形をほぼ人と一体化できる
特殊な形になってます。

更に
タイヤの雨除のフェンダーも
空気抵抗重視の設計になっていて
とても大型です。

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【バイク性能】


「WMC250EV」は
中央に穴が開いてる設計のおかげで
地面にバイクを吸いつける力が
普通のバイクと比べて5倍あるとの事。

その為
超高速域でもバイクが浮かず
安定した走行が出来ます。

このバイクに使用されてるモーターは
後輪に30kwのモーター2個と
前輪に20kwのモーター2個
合計100kwのモーターを搭載してます。

その為
前輪と後輪同時に
走行パワーを与える事が出来ます。

バッテリーは
15kwのリチウムイオンバッテリーを
搭載しています。

車体部品は
カーボンとアルミニウムを使用し
重さを極限まで下げて
「300㎏」程度で抑えています。

このバイクの大きさは
全長「2.44m」
ホイールベース「1,800mm」
ロングホイールベースを使用してます。

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ジョー「鏡面反射のデジタルアートブログ」(鈴木穣)
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