見出し画像

科学技術「癌歴史の終焉」

展示用3800_edited_edited

【永久睡眠】


がん細胞を永久に眠らせて
ガンが原因で死ぬ事を無くし
寿命まで生きられる薬が
開発されました。

しかもこの薬は
全てのがんに効果があり
強制的に活動を停止させられます。

この薬を開発したのは
米マウントサイナイ医科大学の
研究チームです。

がん細胞は
抗がん剤治療を行うと
休眠状態になり見えなくなって
発見できなくなります。

そして休眠状態中
抗がん剤が効かない進化をし
また暴れ出すのです。

しかし今回
この休眠状態のまま
強制的に目を覚まさせない薬が
開発されました。

この薬を使えば
がんがあっても発病せず
一生がんにならないという事です。

画像1


〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓




【逃げるがん細胞】


がんは
完全に治療できない事もあり
時間がたつと同じ場所で増殖したり
転移して再発したりします。

しかも
再発したがん細胞は
抗がん剤に耐性を持ち
治療できない場合があります。

抗がん剤に対する耐性は
がんが自分を死滅させようとすると
休眠状態になり見えなくなります。

この時のがんは
治療薬に対する耐性を身に付ける為
進化しているのです。

今までは
がんの再発と転移の防止をし
いかに全部死滅させるかが
重要視され治療されてきました。

しかし今回は
がん細胞に備わった休眠能力を
強制的に引き出して
永久に眠らせる戦略を行いました。

研究者達は
この方法が全てのがんに対し
一番効的な方法と考えたのです。

画像2

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓




【休眠薬】


抗がん剤治療の後
症状が回復してしばらくの間
元の生活を送る事が出来ます。

そしてこのまま一生
がんを休眠状態にさせておけば
がんが原因で死ぬ事が無くなる
そういうう理屈です。

そこで研究者たちは
患者から摘出したがん細胞に
様々な薬剤を与えて
休眠効果がある物を探しました。

正確には
がん細胞の中にある休眠能力を
強制的に引き出す分子です。

実験方法は
がん細胞の休眠効果を引き起こす
「NR2F1」と言うタンパク質を
活性化させる分子を見つけます。

結果
この分子が見事に発見され
これを「C26」と名付けられました。

次に
実際に生命体に効果があるのか
マウスを使った実験をしました。

画像3

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓




【実験成功】


マウスの実験は
まず人間から取り出したがんを
マウスに注射してがんにします。

マウスに注射されたがんは
手術で治せない「原発腫瘍」になり。
マウスの体をむしばみます。

この原発腫瘍という物は
腫瘍部分を取り除くと
肺に転移してしまい
完全に手術不可になります。

通常肺に出来たがんは
がんを取り除く事が出来ず
肺その物を取らないとなりません。

その為
両方の肺にがんが出来ると
両方取らないとならないので
それだと死んでしまいます。

そしてこのマウスに
強制睡眠分子「C26」を投与すると
腫瘍が休眠状態になり小さくなって
認識できなくなりました。

更に腫瘍が出来た状態で手術をし
手術後すぐ「C26」を投与したら
増殖して転移しなくなり
完全にがんを抑え込んだのです。

画像4

〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓




【乳がん治療】


この実験での最大の効果は
「C26」を投与しなくなっても
がんの休眠状態が続き
がん細胞が目覚めなかったのです。

この為この治療薬は
不治のがんでも治す事が出来
今まで不可能だったがん治療が
完治させられる物になったのです。

「C26」は
がんが我々の治療と戦う為の
最終手段である休眠状態を
逆手にとって利用できます。

さらに研究が進み
人に対しても効果があれば
乳がんに役立てられます。

乳がんは
非常に治療が困難ながんで
完治させる事がむずかしいです。

乳房を取っても
すぐに転移して治る確率が低く
凄く厄介ながんの1つです。

しかし今回発見された「C26」なら
乳がんを完全に治療できる事が出来
がんが原因で死ぬ事が無く
普通に寿命まで生きられるのです。


画像5


いいなと思ったら応援しよう!

ジョー「鏡面反射のデジタルアートブログ」(鈴木穣)
サポートしてくれたら 明日食べる もやしを買う事ができます((+_+)) よろしくお願いします( ゚Д゚)