携帯電話の歴史「OneWayGeneration」
「第1世代通信システム」
最初の第1世代移動通信システムは、1Gと言います。
要はアナログ携帯電話の事です。
1970年に、世界初で一番最初に携帯電話が登場しました。
この携帯電話は日本で発表されました。
それは、大阪府千里丘陵で開催された、日本万国博覧会です。
ここの「電気通信館」で展示実演されました。
でも、この携帯電話は片手ではとても持てない大きさでした。
これは、車の中に設置する自動車電話として使われていました。
そして、この自動車電話のサービスが開始されたのは1979年の事です。
この後、ショルダーバッグ並みの電話機が出て来ました。
この電話機は、重さが約1㎏ありました。
そして10時間の充電で、30分通話可能でした。
「第2世代通信システム」
第2世代移動通信システムは、1993年に登場しました。
そして、デジタル方式の移動通信システムを採用しました。
第2世代移動通信システムは、「2G」などとも略されています。
デジタル方式の採用により、電子メールが出来るようになりました。
この「2G」から、現実的な値段で個人契約が出来るようになりました。
でも、まだこの頃は文字位しか転送が出来ない物です。
「2G」には3種類の「通信規格」がありました。
①PDC
採用した会社は
「デジタルホン」「デジタルツーカー」「J-フォン・ボーダフォン」
この3社です。
②GSM
GSMは世界標準となった規格です。
今も発展途上国では利用されているみたいです。
2008年には、世界の携帯電話の82%はGSM方式でした。
世界で約20億人が利用しているそうです。
③cdmaOne
KDDIが採用した規格です。
今までのPDC方式から変わった物です。
この方式の携帯電話は、1998年7月14日に発売されました。
PDCに比べて通信速度がよく、音声の品質も良好だったようです。
これは「2.5G」とも呼ばれました。
この2Gから、ポケットに入れられる位の大きさになりました。
そして、ようやく本当に携帯できる電話になった。
ここから人類は、携帯を「トイレに落とす」という黒歴史が始まった。
「第3世代移動通信システム」
第3世代移動通信システムは、1999年に開始されました。
これは、国際電気通信連合が定める規格の通信システムです。
採用された規格は「IMT-2000」規格と言う物です。
この規格は、5種類の地上系通信方式と、6種類の衛星系通信方式です。
日本では、NTTやソフトバンクやワイモバイルが採用しています。
W-CDMA方式は、KDDI沖縄セルラー電話連合の「au」が採用しています。
2007年11月時点では、世界100ヵ国以上が使用しています。
この「3G」の使用人口は、全世界で8億以上いるようです。
「3G」のおかげで、やっと画像が転送できるようになりました。
「第4世代通信システム」
第4世代通信システムは、2012年1月18日に規格が決まりました。
これは、ジュネーブのITUの会議で正式に承認されたれました。
第4世代通信システムは「4G」とも言われています。
2020年現在、最も主流になっている通信規格です。
今我々が使用している通信規格が「4G」です。
「4G」になったおかげで、とうとう動画が見られるようになりました。
テレビ通話も出来るようになりました。
インターネットで通信対戦も出来るようになりました。
「3G」から比べたら、恐竜的進化です。
ちなみに「4G」のCMはこんな感じでした。
「第5世代通信システム」
2020年現在「5G」という通信規格が始まりました。
「4G」の通信速度は「50Mbps~1Gbps」程度です。
「5G」の通信規格は「20Gbps~100Gbps」を目指しています。
現段階では、ほんの限られた場所しか使えません。
2022年頃になれば「5G」が使用できる個所も近所に出来る予定です。
「5G」は、低遅延、高速大容量、同時多数接続、が可能です。
出来る事は、今までよりはるかに多くなります。
8K動画の再生
ロボットの遠隔操作手術
自動運転カーレベル5の完全無人自動運転カーの実現
など、今まででは出来なかった事が現実に可能です。
「5G」のCMは、こんな感じです。