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科学技術「医学をモミモミ」

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【マッサージ化学】


とうとうマッサージ効果が
科学的に証明されました!

ケガをしたマウスに対し
マッサージをした結果
回復力が劇的に高まったのです!

しかも回復した筋肉は
強度も増してケガに対しても
強力になりました!

実験方法は
ケガをしたマウスを眠らせて
マッサージ器具に固定させました。

そして3日間
ケガをした所をマッサージした結果
炎症物質と好中球が激減して
回復力が溜まったのです。

激減した炎症細胞は
「サイトカイン」
「ケモカイン」と言う
細胞から出るタンパク質です。

このタンパク質は
悪い細菌をガードしてくれる
とても重要な物です。


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【重要物質】


そして
マッサージで激減した
もう1つが「好中球」です。

これは
怪我の部分を再生させる為の
筋肉の元を作る物です。

なんとこの2種類を
ケガをした所をマッサージして
洗い流すと回復力が増しました。

その訳は
役目を終えた炎症物質と好中球が
怪我の場所に停滞してしまい
回復の邪魔としていたのです。

ケガをすると
最初に炎症物質が出て
体に悪い毒を
入れないようにします。

そして炎症物質は
好中球に回復を「助けてー」と
信号を出して呼び込みます。

そして好中球は
ケガで壊れた細胞を取り除き
細胞再生の為の細胞の素を作り
素が筋肉に変化して傷が治ります。

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【悪劣環境】


この様に
炎症細胞と好中球は
傷を治す為に非常に大切な物なのに
なぜ無くなると回復力が上がるのか?

これを解明した実験方法は
ケガをしたマウスに
マッサージで激減した物の1つ
好中球を加える方法でした。

するとマウスのケガは
細胞の素をたくさん作りましたが
逆に回復が遅い事が解りました。

この事から解った事は
好中球が細胞の素を作る事に
専念しすぎてしまいっていたのです。

その結果
細胞の素が変化して
筋肉になる変化の速度を
遅くしてしまってました。

好中球は
悪劣な環境の中だと
体に悪い物を殺す役目も果たし
細胞の素も作り1人2役をします。

しかし今は
昔の様に衛生環境が悪くなく
現代の様な衛生的な環境だと
悪い物を殺す役目が薄くなってます。

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【最大回復効果時間】


なので好中球は
細胞の素を作ったら
さっさといなくなった方が
傷の治りが早くなります。

この事に対し研究者は
「炎症反応は
治療の初期段階にとって
依然として重要な存在です」

「再生プロセスに効率的な事は
炎症が迅速に消える事も
同じくらい重要です」
こう答えています。

でもまだ
炎症物質と好中球が
本当に細胞の素の変化の速度を
妨げてるのか解明してません。

そこで研究者たちは
ケガしたマウスにマッサージせず
好中球だけ取り除く事にしました。

好中球を取り除く作業は
ケガをしてから何日後が
1番回復力が増すのかを計る為
時間をずらして取り除きました。

その結果
ケガをしてから3日後に
好中球を取り除けば
最大の回復速度が出ました。

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【期待の効果】


そして
回復した細胞を検査してみると
ケガの部分が大きな筋繊維になり
筋繊維の強度も増してたのです。

この事から好中球は
初期段階での回復に重要な物だけど
途中から排除した方が
細胞の再生速度が上がる事が判明。

これでマッサージの効果を
科学的に解明する事に
大成功したのです。

でもまだ
マウスでの実験段階なので
今後より大きな動物で実験し
最後に人間でテストする予定です。

マッサージ治療は
化学療法や遺伝子療法と同等の
強力な効果が期待されてます。

人間での効果が証明されれば
科学的証明の医療行為に認定され
保険が適応されるかもしれません。

マッサージ効果の情報を
たくさん集める事により
手術しか方法がない内蔵の治癒が
マッサージで治せるかも!

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【覚悟の実験】


マッサージに
医学的効果がある考え方は
西洋医学の原理主義者にとって
バカバカしい話でした。

それは
マッサージ効果を
分子や細胞レベルで証明する事が
凄く難しかったからです。

でも
スポーツ選手にとっては
はっきりと効果が出て
確実に変わる事が証明されてます。

そこで
この奇妙な事実を証明しようと
実験を開始したのが
ハーバード大学でした。

当然この実験が失敗すれば
現実主義の科学者からバカにされ
笑いの種になる覚悟で行いました。

そして14日間にわたり
ケガしたマウス2匹のうち1匹を
専用マッサージ器で
ずっとマッサージし続けました。

その結果
マッサージをしてないマウスと比べ
マッサージしたマウスのケガの治が
2倍速くなる事が証明されたのです!

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ジョー「鏡面反射のデジタルアートブログ」(鈴木穣)
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