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「ザリガニ戦争」

展示用_edited

【釣り大会】


6歳の時
三品孝之君と言う友達に誘われ
生れて初めて
ザリガニ釣りを経験した。

この時三品君に
1からザリガニ釣りを教わり
実際に釣ってみたけど
1匹も釣れずに終わった。

この頃
近くの田んぼで
ザリガニが大量発生して
よく釣れるから流行になった。

そして男子は
みんなザリガニ釣りに出かけて
大きさを自慢し合ってる。
(´∀`*)ウフフ

そんな中
学校のイベントで
ザリガニ釣り大会が
開催される事になった。

この話を聞いた俺は
ザリガニ釣りが苦手だったので
あまり乗る気になれない。
ε-(ノд`; )フゥ…

しかしこの大会で
1匹も釣れないなんて
死ぬほど恥ずかしいから
練習する事にした。

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【練習】


この日から俺は
学校が終わるとスグに
田んぼの川に行って
ザリガニ釣りの練習をした。

そして
以前三品君に教わった通り
川沿いで草がたくさん生えてる
ザリガニが隠れそうな場所を見つけ
そこに餌の付いた糸をたらす。

しばらく待っても釣れない場合
糸を上下に揺らして
ザリガニに餌を目立たせ
草むらから出てくるのを待つ。

しかし
言われた通りやっても
全然釣れる気配がなく
結局この日も収穫が無かった。

本当は
また三品君と一緒に来たかったけど
以前「へたくそ」と笑われてたので
1人で練習する事にした。

そして翌日俺は
また1人でザリガニ釣りの為
いつもの田んぼに行き練習した。
(´∀`*)ウフフッ

しかし
相変わらず全然釣れず
もう嫌になってきてた。
(´・д・`)ショボーン

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【釣りの講師】


そんな時
ふと横を見ると上級生がいて
その子もザリガニ釣りをしてた。
( ゚Д゚)

この時俺は
ザリガニ釣りに必死だったので
その上級生に教わろうと思い
声をかけてみた。

上級生は
ザリガニ釣りを楽しみたかったのか
教えてくれる事を嫌がってる。
(´・д・`)ヤダ

しかし俺は
その上級生の足にしがみつき
「教えてー!」と叫んで
足をユサユサ揺らしてみた。

するとその上級生は
快く教えてくれる事になり
釣りをいったん中断してくれた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

そして俺は
上級生に「釣り方見せて」と言われ
その場で釣り方を披露した。

俺の釣り方を見た上級生は
「エサを揺らす方向が違う」
そう指摘して
正しいやり方を教えてくれた。

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【釣り名人】


その正しいやり方は
「エサを縦でなく横方向に
流すように揺らしてみ」と
教えてくれた。

そして実際にやってみると
ザリガニが草むらから
ニョキっと出てきて
なんと!俺の餌を掴んでくれた!

この時俺は
スグ引き上げようとしたけど
上級生に「まだ!」と言われ
そのまましばらく待ってみた。

その後ザリガニが
モシャモシャ餌を食べ始めると
「今だ!引き上げろ!」と言われ
一気に引き上げた!

すると見事に釣れて
もう嬉しくて大喜びし
完全にザリガニ釣りを
極めたと確信した。

この日俺は
上級生にお礼を言って
釣れたザリガニを家に持ち帰り
水槽の中に放り込んだ。

そして後日
ザリガニ釣り大会の日になり
意気揚々と参加する。
ヾ(*´∀`*)ノ

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【場所取り】


ザリガニ釣り当日
先生が割りばしに糸を付け
その先に餌のイカを付けた
釣り用具を配ってくれた。

餌が無くなったら
先生に言えばまたもらえて
何度でも再挑戦できる。
(´∀`*)ウフフッ

そして我々は
全員で田んぼ横の川に行き
みんな色々な場所に散らばり
ザリガニ釣りを始めた。

この時女子は
ザリガニ釣りが初めてで
みんな適当な場所に散らばり
釣りを始める。

男子は
みんな釣れる場所を知ってるので
その場所に行き釣りを始めてた。
(ΦωΦ)フフフ…

俺も釣れる場所を知ってたけど
その場所が既に取られてて
他の場所を探すしかない状態。

しかし奥の方を見ると
誰も居ない場所を発見し
俺1人で場所を占領でき
そこで釣りを始める事にした。

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【領土侵略】



しかししばらくして
俺がこの場所で釣りをしてると
女子達が先生に連れられて
俺の場所にゾロゾロ来た。

どうやら先生は
女子達がなかなかつれないから
釣れる場所を見つけて
案内してきたらしい。

俺は
自分専用の場所を占領され
女子にザリガニをどんどん釣られ
1匹も釣れないでいた。

なので仕方なく
他の場所を探して釣り始めるけど
そこにいたザリガニ達は
全部男子に釣られて全くいない。

この時俺は
「1匹も釣れないで恥かくのかな」
そう諦めかけていた。
(;д;)グスン

そんな中
1人の男子が「釣れたか?」
と話しかけてきたので俺は
「1匹もつれてない」と答えた。

するとその男子は
「ならまだ少し時間あるから
手伝ってやるよ!」と言って
連れそうな場所を探し始めた。

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【飴3個】


するとその噂を知った男子達が
全員で俺の為にザリガニを探し
やっと1匹のザリガニを見つけ
俺に急いでくるように叫んだ!

その場所に行くと
ザリガニが1匹だけ動いてて
早速糸をたらして釣る事にした。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

そしてザリガニが
はさみで餌を掴んで食べ始めたので
「今だ!」と思い引き上げた!

するとなんと!
俺の餌にはさみだけついていて
ザリガニ本体がなく
1匹にカウントされなかった。

そして結局時間切れになってしまい
1匹も釣れず0匹のまま
ザリガニ釣り大会が終わった。
(ノД`)・゜・。

最後に表彰式があり
優勝した子は
ポテトチップスがもらえて
みんなに祝福されてる。

そして最後に先生は
「いないと思うけど0匹いる?」
そう言われたので半ベソで手をあげ
大恥晒し残念賞の飴3個もらった。

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ジョー「鏡面反射のデジタルアートブログ」(鈴木穣)
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