科学技術「布テレビ」
【布に移す映像】
布型テレビが開発されました!
これは
その名の通り布に映像を映します!
開発したのは
中国の「復旦大学」の研究チーム
作られた布型テレビの大きさは
長さ6m
幅25cm
この大きな布に
解像度が低いですが
モノクロの映像が映ります。
この布のみで洋服を作り出せますが
洋服の1部に取り込む事により
その部分だけテレビに出来ます。
映像が映る部分に
広告や景色や模様を映しだして
世界一ハイカラな人になれます!
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【普通の布と同じ性能】
このように
布そのものが電気を通して光る布を
「電子テキスタイル」と言います。
テレビの最初は
ブラウン管という物でした。
それから進化して
液晶ディスプレイが出てきました。
更に進化して
有機ELディスプレイが出てきました。
最近もっと進化した
「ミニLED」「マイクロLED」
等も出てきています。
そしてとうとう
柔らかく柔軟性がある
布型ディスプレイが完成しました。
これは
布と言うだけであり
曲げたり引っ張ったり洗ったり
普通の布と同じ事が出来ます。
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【布と同じ耐久性】
この布テレビは
通常の布のと同じように作られて
通気性があります。
しかも柔軟性にも優れていて
1000回以上の引っぱりや圧縮
このような事をやっても
耐久性が変わりませんでした。
これを行った力は
もちろん普通の布が
切れない程度の力で行われてます。
更に
100回以上洗濯しても
布テレビの機能が
失われませんでした。
この布を
服の部分的な場所に縫い合わせれば
その部分だけテレビにできます。
しかも
タッチパネル機能を持たせ
スマホと同じ操作が出来ます。
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【電気の影響】
この布の糸は
電気に触れると光る
単色の発光材を糸に染み込ませました。
縫い合わせるもう片方の糸は
電気に触れると光る
透明の発光材を糸に染み込ませました。
この2つの糸を「#」状に縫い
2つの糸が触れる部分だけが
光る仕組みです。
2つの糸の大きさは
0.5㎜未満の凄く細い糸です。
糸を縫い合わせた時の
糸と糸の隙間の大きさは
最小で0.8㎜の隙間まで平気です。
これ以上隙間を無くしてしまうと
電気信号が隣の糸まで影響して
光らせる部分だけ光らせられません。
0.8㎜以下まで接触させると
光らせない部分まで
勝手に光ってしまい映像になりません。
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【視覚錯覚】
この布に電気を流すと
糸と糸が触れた部分だけ光ります。
その原理は
まず縦横の糸1本1本の先端に
電気を流す線をつけます。
そして2つの糸が接触してる
決められた部分だけ光るように
縦横から流す電気を調整します。
このようにすると
糸が接触している部分だけ光り
その光る部分がたくさん集まり
映像として見える様になります。
この布をまじかで見てしまうと
糸の光る1部分が点として見えて
全然映像に見えません。
でも遠目で見ると
この光る部分の点の集まりが
目の錯覚で映像に見えます。
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【工学ステルスの未来】
この布のバッテリーとICは
どこにあるのか謎です。
もしかしたらバッテリーがなく
電波が来たらその電気をICが受信し
その電波の電気で発光できるのかも?
まさか
そんな事が出来なんて
ちょっと考えにくいですね。
現実的だと
専用の腕時計とかつけて
映像を映し出すのかもしれません。
きっとその腕時計に
コンピューターとバッテーリが
内蔵されているに違いない。
この布テレビは
今現在の映像がモノクロですが
近い将来カラーになって出てきそう。
そしたら
周りの景色と同じ景色を映しだし
完全に布の部分だけ姿を隠せる洋服が
誕生するかもしれません。