「思い出の感覚」
【団地の広場】
1歳半の薄っすらとした記憶
当時高島平団地に住んでて
ここで俺が生まれて過ごし
親戚全員この団地にいた。
日曜日になると
みんなで団地と団地の間にある
連絡通路の途中の広場に集まり
ここで大人達が雑談する。
このとき俺や親戚の子供たちは
三輪車や足こぎ子供用自動車に乗り
ここの広場で大騒ぎしながら
みんなで遊んでた。
その中で小学1年生の男の子がいて
みんなが乗ってる乗り物を
後ろから押してくれて
それがとても嬉しくて楽しい!
(∩´∀`)∩ワーイ
しかししばらくすると
押してくれてた男の子が疲れ果て
とうとう押してくれなくなり
自分の足でこぐ羽目になった。
俺が乗ってたのは
子供用の足こぎ自動車で
これを自分の足で進ませるのは
とても困難だった。
しかし疲れ果ててぐったりしてる
小学1年生の親戚を見ると
押してくれという事も出来ず俺は
必死に足で進もうとしてもがいてた
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
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【かんぴょう巻き】
親戚の子の中に
1人だけ同い年の女の子がいて
ひな祭りの時みんなで集まり
お寿司パーティーが行われた。
そこにあったお寿司は
凄く良い臭いがする物ばかりで
どんな食材か解らなかったけど
とにかく全部食べたくなる。
この時俺は
おばあちゃんの膝の上にいて
ここからテーブルに身を乗り出し
手掴みで食べようとしてた。
でもお祖母ちゃんに制止され
膝の上に戻されてしまい
「あれ食べたい!」とねだるが
「まだ食べちゃダメ」と言われた。
|ω・`)ショボーン
そしておばあちゃんが
俺にとってくれたお寿司は
かんぴょう巻きを取ってくれて
それを分解して食べさせてもらう
ご飯とかんぴょうを別々に食べたが
どちらも甘くて美味しくて
生まれて初めて食べたお寿司に
心底感動してしまった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
特にかんぴょうが美味しくて
この時の衝撃が忘れる事が出来ず
今でもかんぴょう巻きは
お寿司の中で別格の存在になってる
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【ベビーカー】
ある日母親と買い物に行った時
今までおんぶされて出かけてたけど
ベビーカーが我が家にやってきて
それに乗せられていく事になった。
このベビーカーの乗り心地が
おんぶされてる時の様な
窮屈さがなくて開放的で
とても居心地が良い。
(*ノ∀`*)ウフフ♪
このリラックス感に俺は
すっかり気分良くなってしまい
出かける時必ずべーかにしがみつき
これに乗りたいアピールをした。
なので母親は
公園に行く時も買い物に行く時も
歩いて数分の親戚の部屋に行く時も
俺がねだったので必ず乗せてくれた
しかしなぜか俺は
おばあちゃんの抱っこだけは
全然窮屈に感じる事がなく
ベビーカーより気分良く感じてた
(*´-∀-)フフフッ
この事に気が付いた母親は
おばあちゃんも同じ団地にいたから
俺をおばあちゃんに預けて出かけ
とうとうベビーカーが不必要になる
でもこのベビーカーは
その後も大事に保管され続け
弟が生まれた時に出して
再度使われる事となった。
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