見出し画像

テクノロジー「像は人間じゃない」






【1. 事件の概要」


米コロラド州シャイアンマウンテンの
動物園で飼われてるいる5頭のゾウに
動物愛護団体「NhRP」が解放を求め
その訴えを裁判所が退けました

NhRPは象を狭くて劣悪な環境である
動物園でなく広い保護区に移すべきだ
と主張しそのための法的手段として
「人身保護令状」で訴えました

でもこれは人間が不当に自由を奪われて
この時訴える為の法律をゾウにも適用し
もっと自由でのびのび動けて環境が良い
広い場所に移すべきだと訴えたのです


【2. 法律の判断】


地方裁判所の判断は一部の国は動物にも
一定の権利を認める判決が出た事あるが
人身保護令状は人間の権利を守るもので
動物に適用する前例はないとなりました

しかし動物愛護団体はこれに納得いかず
最終的な判断を最高裁判所に委ねるまで
争い続けましたが最高裁判所の判断は
人に動物は含まれないと明言したのです

そして動物に人と同じ権利を与えるのは
法律の根本的な変更になると述べゾウは
確かに知能が高く尊い存在だが法的に
人間ではないからダメだと言いました

結果「人間向けの法律は適用できない」
と結論づけられ6人の裁判官全員一致し
NhRPの訴えを退けられ動物愛護団体は
発狂してました


〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓




【3. NhRP側の主張と反応】


NhRPの弁護士は人身保護令状は本来
むかしの奴隷制度や女性差別の撤廃に
必要だから出来た法律なので動物にも
あてはまるものだと主張してます

更に動物も自分で考え行動できるから
法律の保護を受けるべきだとNhRP側の
支持者は述べて裁判所は動物の権利を
考える機会を逃したと批判してます


【4. 裁判と動物園】


NhRPは過去にも米コネチカット州や
ニューヨーク州で同じ訴訟を起こすが
すべて退けられ2022年ニューヨークで
ハッピーという象も裁判にかけられた

この象は鏡で自分を認識できる能力を
持ってるとして人と同じ能力があるし
言葉も解るし人と同じ扱いをしろと
訴訟を起こしたが当然棄却されました

裁判が終わりシャイアンマウンテンの
動物園の感想は「裁判所が満場一致で
私達に有利な判決を下し満足してる」
と述べ安堵してました

しかし「この裁判の為に貴重な時間と
お金を無駄にした」とも不満を言って
「NhRPは動物愛護を名目に裁判をし
寄付を集めるのが目的だ」と批判した

NhRPは過去にも同様の訴訟を何度も
起こしてきましたが1回も勝訴できず
動物の権利をどこまで認めるべきか
今後も議論が続く可能性があります


いいなと思ったら応援しよう!

ジョー「鏡面反射のデジタルアートブログ」(鈴木穣)
サポートしてくれたら 明日食べる もやしを買う事ができます((+_+)) よろしくお願いします( ゚Д゚)