おれはもっとやれる
中溝康隆「起死回生 逆転プロ野球人生」を読みました。
移籍を転機に大活躍したプロ野球選手のストーリーに、心躍らされました。
私が選んだポイントは以下の3点。
①自ら出ていくトレード 野口寿浩捕手
→古田敦也の控えから、日ハムに移籍。27歳で正捕手となる。出場機会が限られたままなら、21年ものプロ生活は続かなかったのではないか。
②格差トレードと言われた移籍から 野田浩司投手
→阪神では先発やリリーフで場当たり的に使われた。松永浩美とのトレードでオリックス移籍。水に合い、最多奪三振記録や、最多勝にまで輝く。一方の松永は1シーズンでFA権取得して阪神を去ることに。
③強靭な体力で最年長最多勝 下柳剛投手
→中継ぎで勝っても負けても投げる。消耗が激しい上に、目立たない。それでも投げ続けた。阪神に移籍して、四年連続二桁勝利、37歳で最多勝。潰れない強靭な体力と、それに耐えうる精神力の強さがあった。
私の感想
上記①について
私は阪神ファンなので、どうしても阪神関連の選手のストーリーが気になります。
野口選手は自ら移籍を望んで人生を切り拓いた感じ。職場の人事もこのように、異動がプラスになることがあるな、と思います。
上記②について
野田投手はオリックスに行って成功でした。阪神よりも環境が合っていたのかも知れません。阪神ファンの私としては複雑な感情もありますが、野田さんは移籍して良かったですよねー。
上記③について
下柳さんのパリーグ時代の使われ方が今では考えられないくらいの酷使。そこに負けない強さがシモさんにはありました。シモさんの強さにカッコ良さを感じます。おれもまだまだこれからやれる!と力をもらえた感じがしました。
ありがとうございました。