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世界一の阪神ファンでいる
岡田彰布「幸せな虎、そらそうよ」を読みました。
私が選んだポイントは以下の3点。
①世界一の阪神ファンでいる
→父親の影響で子どもの頃から阪神ファン。今回の監督復帰に、とにかく阪神愛の最後の仕事と決めた。なんとかタイガースのために。
②優勝と言葉にせず、「アレ」ということに決めた
→2008年スタートから飛び出し、シーズン半ばで独走。終盤に巨人の逆転を許す。オレは責任を取って、監督を退いた。優勝は最後の最後までわからない。「アレ」の語源はここから。
③阪神監督がお前の運命(仰木監督)
→阪神から戦力外通告。仰木さんから声をかけられた。「どうや、うちで燃え尽きてみないか」ホンマ、勉強になった。
助監督を経験させてもらい、「阪神へ戻って、監督を目指せ。それがお前の運命なんやから」
私の感想
上記①について
本書で私が一番感動した言葉です。岡田さんの阪神愛は私もファンとして感じていましたが、改めて活字になって、心に響きます。
私が職場の2施設に対する愛着、思い入れも、それに近いものがあり、仕事はこうあるべしと思います。
上記②について
前回監督の時の悔しい思いや、オリックス監督時代の経験。そういうものが積み重なっての「アレ」。岡田さんのストーリーを解説されて、今回の優勝がより尊いものに感じました。
上記③について
故仰木彬氏と岡田監督の繋がりのストーリーも興味深いです。仰木さんはオリックスのことだけでなくて、球界全体のことを見据えていらっしゃったのだなぁ、と。仰木さんの凄さも改めて感じます。岡田さんがそういうふうにされてきたから、今岡さん、鳥谷さん、藤川球児さん、を後継者としてどう関わっていくのが。岡田さんの後継者育成も見どころですね。
ありがとうございました。