ブレないマインドが欲しい
私は、心が不安定です。
心(マインド)が完全に安定している人はいないと思うけれど、フリーランスとしてお仕事をいただくようになってからは、「人より不安定かも」と思うことがよくあります。
どんな時にそう思うかというと、世の中に溢れている情報のどれを選択したらいいのかわからなくなっている時です。東であの方法がいいと聞けば「なるほど」と思うし、西で「この講座いいらしい」と聞けば、すぐに受けたくなります。
「そうならないためには、自分の軸(本当にやりたいこと)がしっかりしていなきゃいけない」とよくチームのリーダーさわちゃんから言われます。
「自分の軸ってなんだっけ?」と、しばらく考え続けて、ようやく答えが出たような気がしたので、文章に残してみようと思います。
「これはまずい」と思ったきっかけは、New Jeansの”OMG”という曲のMVです。(歌とダンスが上手な人たち、大好きです)
メンバーの一人が
「実は私はiPhoneでした。私はあなたのために存在しています。あなたが呼べば、いつでもどこにでも走っていきます」(動画の開始40〜50秒の部分)と話し出すシーンから始まり、iPhoneとしての役割を説明。
その後のこのセリフに、ハッとさせられました。
「あなたが私に望んでいるものはなんですか?私の頭の中はいつもこの質問でいっぱいです。」
思えば社会に出てから、私が仕事をする上でのマインドは、ずっとこうでした。
・これを売ればお店のみんなが喜ぶ!
・上司は今、何をして欲しいだろう?
こればかりを考えて働いてきました。自分はどうしたいのか?ではなく、他人の顔色に軸がありました。
マインド面で尊敬しているデザイナーさんが、いつもブログでこんなことを言っています。
「ペルソナ、ターゲットが求めるものばかりではなくて、まず最初にベクトルを向けるべきは自分。自分が楽しんでいる状態でなければお客様は来てくれない」
「これはまずい」と思い、ベクトルを自分に向けてみることにしました。
自分の要望を掘り下げる。
・なんでこうしたいの?
・それはなぜか?
・なぜそう思うのか?
掘り下げて掘り下げて、ひたすらノートに書き込む。
夫との喧嘩中に自分の口から出てきた本音について、夫と話し合う。
(夫可愛そう)
自分との対話を繰り返して気づいた私の軸=本当にやりたいことは、効果的なLPをデザインしたいということでした。
なぜその結果に至ったのか?
過去にした以下3つの選択が、全てそれを示していました。
1 フリーペーパーのあるドラッグストアに入社
2 マーケティングに興味を持ち、集客業務に転職
3 WEBデザインを勉強
詳しく説明します。
選択1
フリーペーパーのあるドラッグストアに入社
私は専門学校で登録販売者の資格を取得しました。ドラッグストアで、市販薬を販売できる資格です。なので、就職先は必然的にドラッグストアまたは調剤薬局でした。
正直、「どこも似たようなものだな」と思っていましたが、その中で一つのドラッグストアに魅力を感じました。
毎月コラムやおすすめ情報などを掲載したフリーペーパーを発行し、レジ前で配布していたからです。
私、これが作りたい!!
この勢いのような感情が決め手でエントリーし、無事に採用していただきました。
選択2
マーケティングに興味を持ち、集客業務に転職
ドラッグストアに入社した私ですが、もちろんすぐにフリーペーパーを作成できるわけもなく、現場スタッフとして働いていました。
その中でも1番楽しかったのが、売り場づくり・POP作成です。心理学に基づいた、テクニックが盛り込まれている指示書を見ながら、商品を並べる作業にのめり込みました。
一番売りたい商品には、手書きPOPをつけます。ポスカを使って、カラフルなPOPを作成していました。
たくさんのPOPをペタペタ貼り付けていくうちに、”人の心を動かすモノを作る”ということがやりがいになりました。
こんな経緯でマーケティングに興味を持つようになった私は、未経験でも受け入れてくれるという、イベントの集客会社に転職。
マーケティングの部署ではなく、イベント運営・顧客管理・バイト管理などが主な業務の部署でしたが、メルマガ文章作成や広告の打ち出しなども担当させてもらえました。
婚活イベントだったので、男女・年齢層それぞれに向けた訴求を学ぶことができました。営業の仕方や、バナーの選択、キャッチコピーの選択などを考えるのが、とてもワクワクしていたことを覚えています。
選択3
WEBデザインを勉強
婚活イベントはとてもやりがいがあったのですが、勤務形態が夜型のため将来の家庭像を考え退職。昼型で楽だろうと安易に事務職を選び転職しましたが、結果的にやりがいを持てずにいました。そこで新たにスキルアップしたく、勉強を始めたのがWEBデザインです。
昔からフリーランスに憧れがありました。自分の知っている知識でフリーランスといえば、ライターかWEBデザイナー。高校時代にファッションデザインを勉強していたので、デザインは好きでした。
過去の栄光ですが、小学校から高校まで、美術の成績だけは5から落ちたことがなく、制作物が入賞することが多かったんです。
(高2の時、自分の作品が憧れの雑誌”装苑”に小さく載ったときは本当に嬉しかった!)
なので、なんとなくできる気がして、デザイナーを目指しました。のちにデザインと美術は別物だと知り、理想の作品は上手に作ることができず。しっかり打ちのめされました。
この時は挫折し、1度諦めましたが、退職後に職業訓練で学び直しました。
現在はそこで出会った仲間とデザインを主としたチームを組み、お仕事をもらっています。デザインのお仕事はとても楽しくやりがいがあり、再度挑戦してよかったと心から思っています。
この、過去の3つの選択から、LPにたどり着きました。
・売れるきっかけになる”モノ”を作ることにやりがいを感じる
・ペルソナに沿った訴求を考えることが好き
・WEBデザインが楽しい
=LPが、これを全て満たしてくれる!
いつかLPという文化は無くなってしまうかもしれないけれど。
”人間の代わりに売ってくれるモノ”は、きっと無くならない。
構成・ライティング・デザインを鍛えることができれば、能力は財産になるはず。
3年後、LPの構成・ライティング、デザインの全てを自分で担い、LPデザイナーと名乗る。これが今の私の軸だと気が付きました。
現在、ありがたいことにチームでのお仕事で、LPの制作をお任せいただいています。初めてのLP制作です。
デザインのみ、しかも出来上がっているデザインをアレンジする、という
内容ではありますが、構成やらライティングやら配置やら…考えることは
多く、毎度勉強になっています。
たくさんの経験を積んで、3年後にはLPデザイナーを名乗れるように。
この課金は、今の自分に必要か?と迷ったときに、思い出すようにします。
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