有我朋恵さん卒業制作展示@御堀端公民館を実施したよ。
令和5年3月11日、御堀端公民館にて有我朋恵さんの卒業制作展示を実施しました。
東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科4年有我朋恵さんの卒業制作については過去の投稿をご覧くださいー!
この卒業制作がとてもよくって、しかも僕らが住まうお堀端地域を研究の主題としているのだから、是非御堀端公民館で展示発表して地域にフィードバックしてほしい!と要望していたのでした。自治会・子供育成会とも調整の上、3月11日に展示&ゼミの牛木先生(うっしー)もお招きしてトークセッションまで盛り込んで豪華な一日を実現できました。
当日はどのくらい来場者がおいでになるかなーと不安でしたが、ふたを開ければ芸工大コミュニティデザイン学科生・新庄北高等学校地域探究部・新庄南高等学校ボランティアのみなさん・新庄東高等学校「みつばちカフェすみれ」メンバー・御堀端自治会長・子供育成会長(僕ですが(笑))・現職教員・現職お坊さん・無肥料無農薬農家・株式会社ヌマザワ沼澤社長・鮭川村地域おこし協力隊メンバー・新庄市役所職員・最上総合支庁県職員・隣の子供育成会長など多種多様な方が興味をもって参加してくださいました。
発表の時間では、有我さんがパネル展示をスライドでの説明も交えながらこの一年間の活動の振り返り・子供会が抱える課題や今後の展望を語ってくださいました。
その後は牛木先生がモデレーターになってのトークセッション!多種多様なメンバーから出される思いや考えはとても刺激的で、ここには書ききれないほどの熱さがありましたよ!いくつか書き留めてみると・・・
・子どもの数が減少する中で、子供育成会単体では組織として成り立たない現状もある。同じ小学校区の子供育成会同士も連携していくべき。
・学校のボランティアとしても地域の為に何かしたいと思っている。しかし地域へのアクセス方法が案外見えなかったりする。こういう場を設けて地域と学校がつながることで「なにかできそう!」と期待値が高まる。
・子供会は、大人がおぜん立てせず「子どものやりたい、やってみたい」を応援する組織であってほしい。
・イベントで予定していたプログラムをしていた時より、まったり時間で勝手に遊び始めた時の方が子どもたちが生き生きしていた!
・レクリエーションに「余白」があるってとても大事。
・まずは大人が本気で楽しんでいないと地域は楽しくならない。良い意味で「大人気ない大人」が必要。
本来の予定時間を過ぎても、みんなで熱く語り合うくらいの熱量、本当に素晴らしい空間でした。そして有我さんが僕らに残してくれたこれらの実績を来年度にどう生かすか!地域を巻き込みながら楽しんで活動していきますよ!
そして打ち上げは堀端町(ご近所)にある洋食屋さん「ボローニャ」でまったり飲み!「うちは昭和の洋食屋だからー」とシェフは仰りますが、その味わいはどこか懐かしいような、丁寧に手をかけたことが分かる品々でした。気づけばだいぶ遅くまで語り明かしてしまい・・・(笑) こんな楽しい時間もちょっと久しぶりでした。シェフご夫婦もあったかくて、また食べに行きたくなります。子供育成会でも定期的に利用させてもらいたいと思います!
振り返ってみると、この一日は本当に濃厚で、御堀端子供育成会の在り方・これからを集中して考えることのできた貴重な一日になりました。地域資源としての子供育成会をここまで深めて研究した事例ってあまりないと思うし、その価値を僕らも受け止めながら次へのバトンにしていきたいな。有我朋恵さん、牛木力先生、そして協力してくださったすべての方々にこの場でお礼申し上げます!これからも楽しんで活動していこー!!