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終わるために始まり、

連綿と続く命の尊さに想いを馳せるホモサピエンス
(RENMEN TO TSUZUKU INOCHI NO TOUTOSA NI OMOI WO HASERU HOMOSAPIENSU)
 
よく考えてみると、一度も途切れることなく
続いているという事実に少し驚く。
 
人間という命の集合体。
 
宇宙や地球が積み重ねてきた億単位の時間に比べると
短いけれど、おおよそ700万年という膨大な時間を
人間は生き延びて来た。
 
昆虫や植物・動物など他の生き物と明らかに違う種類だと
認識し、直立して4本の手足と高い知能で生きてゆくことを
選んだ人間の始祖たちは、どんなに大変な状況の中で歴史に足跡を残してきたのだろうかと思う。
 
衛生も栄養も安全も保障されていない世界を、
知恵や工夫や協力で命と日々を繋いできたのだと思う。
 
たくさんの命が発生しては淘汰され、この地球上に
唯一生きる種となったホモサピエンス。
 
幸運と奇跡と運命の祝福がなければ、
この道はあり得なかったことだろう。
 
始まったものは必ず終わりを迎えるから、人間という
生き物も、いつかの未来にはその役割を終える時が来る。
 
それは近未来かもしれないし、
感覚では掴みきれないような遠い未来かもしれない。
 
終わるために始まり、行動と経験によって成長する
この命という希少なものを、当たり前に持っている
けれども少しだけ尊く思った。

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すずき春
読んでくださって、どうもありがとうございます** きらめく50音の中から掬い上げた31文字が、 あなたに届くとうれしいです。 今日も明日も、あなたの毎日が素敵な日々でありますように。 あなたの人生と世界が、優しいものでありますように。 すずき春