【お悩み相談】5年付き合った彼を、傷つけて別れてしまったことが苦しいです。
こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。
オンラインカウンセリング・ココロノマルシェに寄せられたご相談へお答えさせて頂きました。
相談内容から私が感じたことは、
「罪悪感」と「他人軸」です。
こんなに罪悪感を抱え、自分を蔑ろにした他人軸でいたら、
自分の感情が分からなくなるのも、当然なのかもしれません。
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【不倫の彼との別れ】
まるさん
まると申します。
こちらで、不倫の彼について相談させていただいていました。
数ヶ月前に、最近告白された彼とのことについてもこちらに投稿させていただいたのですが、その彼とお付き合いする前にお別れしてしまい、その後不倫の彼とも今日別れを言ってしまいました。
告白してくれた彼は、彼には伝えていませんが、私が不倫の彼と別れられずにいたので待たせてしまっていたので、待たせすぎて気持ちが冷めてしまい、めんどくさい私も出てきてしまったことで付き合う前に離れてしまいました。そのことがあり、不倫の彼とも、もうここで別れるしかないのではないかと思い、半ば勢いでお別れをしてしまいました。
彼とは、最近喧嘩をして仲直りして、お別れまでは笑顔でいたいとお互い決めていました。その後、楽しく過ごせた日もあったのですが、その後すぐに私が別れを切り出したので彼は落ち込んでいて、こんなに早いと思わなかったと言っていました。でも私が決めたことだから受け入れると言ってくれましたが、私は5年以上関わった彼に、自分の都合で一方的に別れを言ってしまい、最後までモヤモヤを残してしまい、彼に心残りも作ってしまいました。
また、告白してくれた彼とも関わりながら不倫の彼とも関わっていたので、不倫の彼に適当な対応をしていたり、それで嫌な思いをさせてこともありました。不倫という関係だったけれど、私を真っ直ぐに大切に愛してくれた彼に、私は仇でしか返すことができなかったと思います。
最後まで嫌な気持ちを残したままお別れしてしまいました。
お互いラインもブロックしようと言われ、そうしましたがまだ実感もわかず、こんなタイミングでよかったのだろうか、彼は来月私と一緒にすごそうとしてくれたらしく、そのことは知らなかったのですが、その日を過ごした後に別れていればもっと彼も私も納得していい別れ方ができたのではないかと思い、後悔があります。
もう彼も、告白してくれた彼もいないので、本当に一人になってしまいましたが、私は本当にどちらに対しても中途半端でしかいられなかった情けなさ、そして5年も関わっていた彼に対して、お別れすらお互い納得できる形でできなかった情けなさでいっぱいです。
もう不倫の彼と会うことも連絡もできません。こんなのでよかったのだろうか…と思います。
私は、本当に感謝している彼に、思い出は残せたとしても、こうして別れて悲しみや嫌なものばかりを結局残してしまったと思います。
連絡もできないので、その後の彼の様子も確認できず余計な心配をしてしまい、こんな一方的な別れ方をしてしまい、私のせいで別れた後も彼の人生を苦しいものにしてしまいそうな罪悪感があります。
私も自分が幸せになれる気もせず、今はあまり感情がありません。
こんな気持ちは、時間が経てば落ち着くのでしょうか…？
まるさん、はじめまして。
スズキチサと申します。
【こんな気持ちは、時間が経てば落ち着くのでしょうか…？】
必要な時間が1ヶ月なのか、3年や10年なのか死ぬ間際までかかるのかは分かりませんが、
時間の経過とともに、気持ちが落ち着くこともあると思います。
ただ、「絶対に落ち着くよ！時間が解決してくれるよ！！」とは安易に言えないなあ、というのが私の気持ちです。
それは、まるさん次第だと、私は思うんです。
心理学の視点から言うと、すべての問題は自作自演である、と言われます。
凄く苦しんでいる身としては、
「は？こんなに苦しいこと、自作して自演するわけないでしょ？？」
と、ぷんぷん怒ってしまうような理論です。
この話は、私もかなり長いこと、受け入れられませんでした。
この心理学視点で、まるさんの心を見るとすると、
「まるさんがまるさんご自身を苦しめるために、
この辛い気持ちを手放さない」
という意識があったとしたら、
どんなに長い時間をかけても、今の苦しいお気持ちは落ち着かないと思うんです。
まるさんのご相談の内容を拝見していて、
まるさんが不倫相手の男性と、告白をしてくれた男性の両方を、とても気遣われていることが分かります。
相手の方を思って、心を痛めてらっしゃることも、
そして、ご自分をとても責めてらっしゃることも分かります。
きっと、とても優しくて、いつも自分以外の人の気持ちを重んじる方なんだろうな、と、感じました。
そして、この、まるさんのご相談内容から私が読めたもうひとつのことは、
「罪悪感」と「※他人軸」なんです。
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※他人軸とは・・・自分の感情や自分の存在よりも他人を優先させてしまうこと。これを続けることで、自分の感情が分からなくなる、いつも疲労感があるなど、さまざまな問題や生きづらさが起こります。
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まるさんは、文中、ずぅーっと、ご自分を責めているんです。
そして、彼（ら）がどう感じているか、彼（ら）がこの先苦しむのではないか、と、終始そのことを気にされているんですね。
こんなに罪悪感を抱え、自分を蔑ろにした他人軸でいたら、
【私も自分が幸せになれる気もせず、今はあまり感情がありません。】
こんな言葉が出てくるのも、大きく頷けます。
ここから先はまるさんにきちんとお話しを聞かないと分からないことばかりになるので、
私の予想を交えてお話しさせていただきます。
もし、検討ちがいでしたら、お許しください。
まるさんが育ってこられたどこかの過程で、今ある「罪悪感」を作られてきたのかな、と感じました。
それは、お父さん・お母さんやご兄弟の関係からかもしれませんし、
学校のお友だちや先生、そのほかさまざまなコミュニティでの人間関係かもしれませんし、
それとも、過去の恋愛からかもしれません。
どこかの、そして、いくつかの出来事を原因として、
「私はダメな人間だ」
「私のせいで相手を嫌な気持ちににさせてしまう」
「こんなことをする自分は悪い子だ」
などの罪悪感を抱えるようになったのではないかと、思ったんです。
その罪悪感から、
「自分（なんか）よりも、他人の気持ちを大切にして優先する」
「他人のために、自分を犠牲にする」
という、「他人軸」の生き方をされてきたのではないかな、と感じました。
まるさんのご相談文からは、
誰からも責められていないのに、
自分を責めるための要素をたくさん探して、
どんどん自分の中の罪悪感を大きくさせているように、私には見えました。
誰も自分を罰してくれないから、
自分自身で、自分を苦しめているように見えるんです。
まるさん、なぜそんなに自分をいじめたいんでしょう。
もし、カウンセリングをお受け頂いたとしたら、
私はまるさんの罪悪感の元を、まるさんと一緒に探りたいと思いました。
自分がどうしたいか、何を感じているか、何が自分にとって幸せなのか。
それを知るためには、今、罪悪感と他人軸によって切り離されてしまっている、
「本当の自分の感情」と繋がることが大切です。
本当の感情を切り離すほどの罪悪感をどのタイミングで感じたのかを見つけて、
その傷ついている自分を癒してあげることをしていくと、
まるさんの「感情」を取り戻していけると思います。
今切り離してしまっている感情を取り戻すことは、ばらばらになってしまっている思考と感情が繋がる＝「自分と繋がる」ということです。
そうやってずっと他人に向いていた目を
自分と向き合うことに向けることで、
まるさんが傷つけて苦しめているのは、彼ではなく、
実は自分自身だということに、気づいて欲しいな、と、私は思っています。
それから、少しずつ、
自分を甘やかしたり、大切にしてあげることをして欲しいのです。
まるさんはずっと、自分で自分をいじめてきたのではないかと思うんです。
これまで彼やお友だちに対して優しく、大切にしてきたのと同じように、
これからは自分をいちばん優しく労わって大切にしてあげてください。
そうすることで、（自分を責めるために生み出している）彼への罪悪感を手放し、
自分が幸せになるために、未来へと目を向けていけると思います。
そうなれば、自然と時が流れていつしか気持ちが落ち着くことを待たなくても、
自分で自分の人生を明るく楽しいものへと、自作していけると、私は思います。
まるさん、本来は直感的で女性性の豊かな方なのではないかと、私は思っているんです。
そう感じたのはこの一文。
【彼とも、もうここで別れるしかないのではないかと思い、半ば勢いでお別れをしてしまいました。】
ずっと思慮深く相手を思うことが綴られている、まるさんの文の中に、
この一文だけが、直感だけで動く、エネルギーの強い、まるさんの姿が見えました。
この一文に、まるさんの女性性（直感・感受性】の豊かさと、セクシュアリティ（生命力エネルギー）の強さが出ていると感じました。
ただ、おそらく、罪悪感と他人軸によりこの才能を抑圧されてきたとも思うんです。
自分と向き合い、自分と繋がった後には、
この女性性の開花とセクシュアリティの解放もしていけたら、
恋愛だけでなく、さらにワクワクするライフワークも見つかっていくのではないか、と思います。
「全ての問題は自作自演である」を
「世界は自分が創っている」に変換して、
まるさんが、自由で自分らしい人生を生きていかれることを、応援しております(о´∀`о)
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こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。
今ある問題は、セクシュアリティの解放に繋がる鍵。
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