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【お悩み相談】セックスレスのダンナと離婚の危機を乗り超えやり直すことに決めたけれど、心が晴れません。

こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。

オンラインカウンセリング・ココロノマルシェに寄せられたご相談へお答えさせて頂きました。


愛情豊かな女性は与え続けることで、

パートナーの妻ではなく、

お母さんになってしまうのかもしれません。


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【セックスレスの主人と再構築するに至ったものの、心が晴れません】

パピヨンさん

主人とは2年の社内恋愛を経て、5年前に結婚しました。現在、私も主人も30代半ばで共働き、子どもはいません。
主人の「自然体で見栄を張らず、自分にも人にも嘘をつかない正直な性格」が好きです。が、表裏一体で、「相手や周囲に合わせず、自分のやりたいことしかやりたくない性格」に苦しんでいます。
付き合って半年も経たないうちに、主人側からの拒否でセックスレスになりました。主人は前述のような性格のため、セックスが面倒で一人でするのが好きとのことで、同棲を始めて以降、何度か「今から一人でするから(寝室に)入ってこないでね」と言われたこともあります。当初は「このまま結婚したとしても、将来的に妊活に協力してくれればいいか」と自分を納得させていたのですが、すごく荒んだ気持ちになったものでした。主人とは、かれこれ6年半ほどしていません。
そして、セックスレスには目を背けたまま、結婚しました。私は「セックス以外にも2人で楽しめることはある」「妊活には協力してくれるだろう」と楽観的に捉えていました。主人も、私から求められることがなくなっていたため、セックスレスは問題ではないと捉えていたと思います。
しかし、やはり私にとってセックス…というより女性として扱われることは大切だったようで、結婚と同時期に私がW不倫に走ってしまいました。半ば強引に誘われる形ではあったものの、人肌に飢えていた私も誘惑に勝てず、という始まりでした。
ほどなくして私の気持ちが不倫相手に完全に行ってしまいそうになり、私から不倫相手に別れを告げました。が、また彼から連絡が来て関係が戻り、再び本気になる前に私から離れ…と、少し前まで戻ったり離れたりの関係性でした。
不倫期間中は、彼と会っている時しか幸せを感じられず、普段は「寂しい」「悲しい」「悔しい」「虚しい」「惨め」「嫉妬」といった気持ちや無価値感に支配されていました。そして、彼の最優先事項は家族と仕事で、私は都合のいい存在でしかない自覚があったため、彼への欲求の大半は抑え込んでいました。
今現在、彼との関係は解消していますが、未だに苦しい気持ちが蘇ることが多々あり、その度に胸が締め付けられます。
不倫期間中、主人とは完全にルームメイトのような関係性になっており、家事・家計も折半で、ご飯以外は互いの自室にこもっているような結婚生活でした。とくに、ゲームが好きな主人は、睡眠・食事・仕事以外はモニターの前に座り続け、休日は殆ど出かけなくなり(早朝までゲーム→夕方まで寝る、の繰り返し)、私とのコミュニケーションはほぼない状態になっていました。
また、主人は「俺に応える気がないから、他の人に性愛を求めるのは仕方ないね」と言っており、私の婚外恋愛を許可してくれていました(とはいえ、主人に不倫の事実を共有したことはありません)。
こういった経緯がありながらも、最近になって「自分の子どもに愛情を注ぎたい」という欲求がむくむくと膨らんできて、主人に妊活したい旨相談しました。しかし、主人からは「パピヨンと妊活する気はない、子どもがほしいならパピヨンのために離婚して婚活を勧める」と、以下理由を添えて返答されました。
・パピヨンから妊娠や育児のストレス、情緒不安定さを自分に向けられそうで不安
・パピヨンが求めるコミュニケーションやスキンシップに無理して応えてまで一緒にいたいとは思わない
・たばことお酒を我慢してまで子どもはほしくない
そして、「俺は離婚してもいいし、しなくてもいい。でも、離婚しないなら子どもがいない人生を覚悟したほうがいい。」と言われ、離婚するかしないかは私に委ねられました。
こんな関係性とはいえたくさんの思い出や情、主人の好きなところもあり、主人と別れたくない気持ちは山々でしたが、一週間ほど悩んだ末に「もっと寄り添い合えて、さらに子どもを希望している人との出会いに期待しよう」と離婚を決意し、主人に離婚届への記入をお願いしました。
しかし、主人に離婚届とボールペンを渡したときでした。主人が机に突っ伏し、「寂しいよ、書きたくないよ」と震え声で言い始めたのです。
それまで感情を口にすることの少なかった主人のその姿に驚くと同時に、その言葉を嬉しく感じた私は思わず「じゃあ離婚はやめよう」と返しました。少し経ってから主人が「これまでごめんね、パピヨンの気持ちに応えられるようもう少し頑張るね」と涙ながらに言ってくれ、「私も過度な期待をしないように努めるね」と返しました。
翌日、仲直り記念として共に大好物のお寿司で晩酌しながら今後のことを語り合いました。
しかし、そんなこんなで主人と再構築するに至ったものの、心が晴れません。
以下が心に陰りを作っているのでは、と自分では推察しています。
・主人が歩み寄りを見せてくれたものの、その先に私の望む未来(コミュニケーションやスキンシップ、ひいては妊活)があるかどうかはわからない不安 ※1
・これからの人生、女性として扱われたり、肌を重ねたりする喜びをもう経験できなくなるという失望 ※2
・不倫期間中の苦しさ・無価値感・我慢によって負った、まだ癒やしきれていない傷
・許可されていたものの、不倫が終わってしばらく経たないうちに妊活したいと言い始める自分の貪欲さ
・離婚を決意したものの、主人の「寂しいよ、書きたくないよ」という言葉ですぐに離婚を取り下げた自分の芯のなさ
・ギャンブルと母に依存する父、仕事と不倫相手に依存する母、私を蔑んだり無視したりする姉2人のもと、貧困家庭のヤングケアラーとして育った生い立ち
※1…冒頭に書いたように、主人は嘘をつきません。だから、「もう少し頑張るね」という言葉は信じています。ただ、主人は「この頑張りがどの程度なのかは自分でも正直わからない、妊活する気にならない可能性も大きい」とも言っています。
※2…これからは主人と向き合おうと決めているため、許可されても婚外恋愛はしないつもりです。また、仲直り記念の晩酌の際、「妊活するにしても、セックスではなく医療や科学の力に頼りたい」と主人は言っていました。
心晴れやかに、前を向いて日々を過ごしたいです。
カウンセラーのみなさま、私の心に陰りを作っているものの正体は何なのでしょうか。
また、前を向くためのアドバイスやセックスレス解消のためのヒントをいただけませんでしょうか。

パピヨンさん、はじめまして。
スズキチサと申します。

ご相談を拝読して、パピヨンさんが小さな頃から、いまの今まで、

ずっとお一人で頑張ってこられたのだなあ、と、胸が痛くなりました。

そして、パピヨンさんは、大きな愛と優しさを才能として持って生まれた方なのだと思います。

それゆえに、パピヨンさんが頑張って、
ケアをしてあげないといけない人たちの中で生きてきたのではないかと、思うんです。

それはご実家のご家族だけでなく、

ご主人も、です。

育ってきた環境もあり、
そして、人に与える・助ける才能もあるがゆえ、

パピヨンさんは、ご主人を子どものように、とても甘やかしてしまっていることにお気づきでしょうか?

ご相談の内容から、ご主人にとってパピヨンさんは「なんでも許して面倒を見てくれるお母さん」になってしまっているのでは、と、感じました。

ご主人がどのようなご家庭で育ってこられたのかは分かりませんが、
ご主人は「母性・お母さん」の存在を強く欲しているのでは、と思うのです。

それゆえに、「お母さんとはセックスはできない」という思いからのセックスレス、

そして、「子どもができたら、パピヨンさん(お母さん的な存在)を奪われる」という思いから、子どもを欲しがらないということにも繋がり、

ご主人は妊活にも積極的になれないのではないでしょうか。

結婚生活を失うことを怖れて、この関係に依存しているのは、パピヨンさんではなく、

実はご主人なのでは、と思うのです。

離れがたいと感じている、おふたりの関係は
お互いに自立した大人の男女のパートナーシップではなく、

お母さんと息子の関係になっているのではと、感じました。

パピヨンさんが求めている、大人の男女の「愛」のある夫婦関係と

ご主人が求めている「自分が甘えられて、自由に振る舞えて、ただ愛を与えてもらう、お母さんと息子」の関係。

一緒に暮らしていても、お互いに求めている「愛」のかたちが違えば、パピヨンさんが寂しさを感じることも、当然だと思うのです。

パピヨンさんは、場面や対象の人は変われど、
ずぅーっと、そんな風に誰かを守り、愛を与え、助け続けてきたのだと思います。

それは才能があるからこそ、できたことだと思うのですが、

誰かから「守られ」、「助けられ」、「愛を受け取る」、ということをされてこなかったのでは、と感じました。

どんなに才能があって、人よりもたくさんの「与える愛」を持っていたとしても、与えてばかりでは枯渇するときが来ます。

そして、才能ゆえ、自分が愛される前に、
家族に与えることばかりをしてきた、小さな女の子だったパピヨンさんは、
とてもとても寂しかったのでは?とも思うのです。

パピヨンさんの心の中には、「たくさんの愛」と、それと同じくらいの「寂しさ」が、ずっと共存しているのではないでしょうか。

だからこそ、パピヨンさんが愛を与えるばかりで、パピヨンさんに甘え続けるご主人との関係にも寂しさを感じ、

アンダーグラウンドの恋(不倫)を必要としたのだと思います。


ただ、その寂しさを消すためにパピヨンさんが本当に欲しい愛は、


不倫の彼のものではなく、


ご主人からの「愛」なのではないでしょうか。


ご相談の中で

◯自分の前向きな人生のために離婚を決めたこと。

◯子どもが欲しいと、ご主人に伝えたこと。

◯離婚はせず、ご主人とまたやり直すと決めたこと。

が、書かれています。

パピヨンさんはこのことで、ご自分を責めているように言われていますが、

私はこれこそがパピヨンさんの自分軸で決めたことであり、
そのパピヨンの芯の強さこそが、

この先の夫婦関係を良いものへと変化させる鍵だと感じました。

パピヨンさんには「自分はどう感じているか」「自分がどうしたいか」という自分軸をもっと大切にして欲しいのです。

パピヨンさんはこれまで、他人を優先し、自分を犠牲にして生きてこられたと思うんです。

でも、「自分の望む人生を生きる」と、自分を大切にして、自分軸で動かれた時、

ご主人に変化が現れたのを気づかれていますでしょうか。

【主人に離婚届とボールペンを渡したときでした。主人が机に突っ伏し、「寂しいよ、書きたくないよ」と震え声で言い始めたのです。
それまで感情を口にすることの少なかった主人のその姿に驚く】

このご主人の変化を生んだのは、パピヨンさんが

「自分で自分の人生をつくる」と、

動かれたからだと思うのです。

ご主人とこの先まだ繋がっていくことを選んだのも、パピヨンさんの自分軸だと、私は感じます。

それだけ、ご主人を愛しているということだと、思うんです。

もう一度繋がったご主人との関係を深いパートナーシップにしていくために、

パピヨンさんに私からいくつかご提案させてください。

◯これまで溜め込んできた、寂しさ・悲しさ・怒りをノートなどに書き出して、吐き出していきましょう。

◯傷ついて、寂しさを感じていた、小さな頃のパピヨンさんを、大人のパピヨンさんが癒してあげましょう。(インナーチャイルドワーク)

◯これからもっと「自分はどうしたいか」「私は何を感じているか」ということに丁寧に向き合って、「自分軸」を育てていきましょう。

◯「今のままで自分は愛される存在である」と、自分で自分を愛し、許し、ありのままを受け入れていきましょう。

◯弱い自分を受け入れて、ご主人に頼る・甘えることをしていきましょう。


◯愛を与えることも大切ですが、女性性を開いて愛を受け取ることをしていきましょう。

一気に全部をやろうと頑張らないでください。
少しずつ段階を踏んで、自分を大切にすることを身体にも心にも覚えさせてあげて欲しいのです。

パピヨンさんが女性性を開き、
自分をいちばんに大切にすることで、

ご主人の男性性も高くなり、
パピヨンさんを「お母さん」ではなく、
1人の女性として、愛し、大切にするという変化が生まれてくると思います。


夫婦の愛のかたちって、それぞれの心のあり方で、いかようにも変化すると、私は感じています。

パピヨンさんはとても強い芯を持ち、そして愛に溢れた素敵な女性だと、私は思います。

そんな自分を信じて、自分らしく生きることで、ぜひ素敵なご夫婦関係を築いていってください^ - ^


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こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。

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大きな愛を持っているからこそ、与え続けてしまう。

でも、受け取ることができてこそ、愛の循環が生まれ、幸せなパートナーシップが築けます。

受け取ること=女性性の開花を目指すことを、

スズキにお手伝いさせてくださいヽ(´▽`)/

5月28日より個人カウンセリングの募集を開始致します。

詳しくはこちらから↓。

ぜひ、スズキのカウンセリングをご検討ください。

ご質問・お問い合わせはこちらからお願い致します。

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