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[連載] 経営の専門家が解説!サラリーマンだからこそ稼げる最強の副業術【第3回】 副業で1案件月200万円…「コンサルタント業」が儲かるワケ


「専門家」が活躍する業界とはどんなところなのか?


ここ数年、コンサル業界は新たな潮流が生まれてきています。

それは今後大きく変わる兆しといえると思います。今までは専門家といえば中小企業の「顧問型」が主流でした。ところが最近「顧問型」ではなく、「特化型案件」が急増してきているのです。

この「特化型案件」というものは、期間が6ヵ月以内の超短期案件がほとんどの企業支援案件です。従来の「顧問型」が5年、10年、15年という長期型なのに対して「特化型案件」は超短期間で終了させるプロジェクトを引き受けるというものです。そのような求人案件を私は「特化型案件」と呼んでいます。

次の比較表[図表1]をご覧になっていただければお分かりになる通り、報酬は非常に高額です。


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■「特化型案件専門家」とは


・従来からの長期契約を基本とする「顧問型」とは一線を画する。→6ヵ月間の超短期間

・企業が今困っている目の前の課題や懸案事項を請負い短期間で解決する。→特化型案件

では、実際に専門知識を持つ専門家に対して、どんな求人募集があるのでしょうか?

例えば次のような「特化型案件」です。この「特化型案件」には、専門家だけでなくサラリーマンにとって非常に重要なポイントがあります。それは案件を獲得するための活動が一切必要ないということです。この「特化型案件」を受注するためには集客活動も一切必要ありません。

宣伝広告も一切必要ありません。

何故なら「特化型案件」を大手や中小企業から集めてきているプラットフォーム会社を利用すればいいからです。現在、「特化型案件」ばかりを企業から依頼され、多数の案件をプールしているプラットフォーム会社が次々と立ち上がっています。一例をご紹介します。

・(株)ミーミル:https://mimir-inc.biz/

・サーキュレーション:https://www.circu.co.jp/

・エスプール(プロフェッショナル人材バンク):https://komon-haken.spool.co.jp/

それだけ大きな需要が既に存在しているということの証明です。「特化型案件コンサルティング」のマーケットは急拡大しているのです。

企業からの依頼される「特化型案件」の中には非常にニッチな案件も多数見受けられます。

案件の詳細を見ると、多種多様な企業側のニーズが見事に反映されています。

同時にそれは企業側の人材不足を示しているということでもあるのです。

ニッチでピンポイントの案件はビジネスコンサルだけでは手が足りず、プラットフォーム会社の中には「サラリーマン歓迎」とわざわざうたう会社も出現してきています。企業が現場の知識を欲しているということなのです。

もしあなたの専門分野と専門能力が、これらの案件にうまくマッチすれば、「副業」として引き受け「副業」で「専門家」業務を行なうことも可能な時代になったということです。このような状況に気づいているサラリーマンは少ないはず。やってみる価値はあるということです。


「特化型案件」というのは具体的にどんな案件なのか?


「特化型案件」の依頼内容は、現在では非常に幅広いジャンルの案件になっています。例えば営業支援関連業務から技術支援関連業務、戦略関連系業務、新規事業開発関連業務など、じつに様々な企業からの依頼案件が存在しています。


案件領域は非常に幅広い

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依頼案件:営業支援業務、技術支援業務、人事制度改革業務、新規事業開発支援業務、戦略構築支援業務など

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仕事内容:マーケティング戦略策定、ITコスト削減、新商品開発支援、営業支援、PMOシステム構築支援、調査リサーチ支援、人事評価制度構築支援、生産ライン品質改善など


具体的な「特化型案件」とは、例えば次のような案件です。


<案件例1>:システム導入支援

1.仕事内容

・大手電力系商社子会社でのシステム導入プロジェクトPMO支援

・2016年内は導入フェーズ1とし主要業務(経理系/情報系)

・2017年度は導入フェーズ2として高度化予定

・現在は要件定義フェーズ、年末までに開発完了予定

2.訪問場所:都内

3.ポジション:プロジェクトリーダー

4.期間及び報酬:1年間、180〜200万円/月



<案件例2>:サービス企業へのソリューション提案支援

1.仕事内容

・大手関連会社が提供するサービス、商品ラインナップを理解、把握

・関連会社で抱える課題やプロジェクトに対してサービスの提案支援

・課題やプロジェクトに合わせどのようなことができるかを検討

・提案

2.訪問場所:都内

3.ポジション:プロジェクトリーダー

4.期間及び報酬:3ヵ月(延長あり)、140〜180万円/月



<案件例3>:人事採用計画の立案と実行支援

1.仕事内容

・人事の採用計画立案ならびにその実行支援

・年間の採用計画立案、PDCAサイクルの実行管理

2.訪問場所:都内

3.ポジション:サブリーダー

4.期間及び報酬:6ヵ月(延長あり)、100〜120万円/月



<案件例4>:企業の法人開拓営業支援

1.仕事内容:取引先拡大のため営業開拓法人の抽出と同行訪問による営業開拓

2.訪問場所:東京都内

3.出社頻度:月3回程度

4.期間及び報酬:3ヵ月、30万円/月+成功報酬



<案件例5>:メーカーの分析業務支援

1.仕事内容:分析検査業務支援、分析に関わる研究員指導

2.訪問場所:東京都内

3.出社頻度:応相談(月3〜4回)

4.期間及び報酬:6ヵ月、30〜40万円/月



<案件例6>名:処方開発に関する支援アドバイス

1.仕事内容:処方開発アドバイス及び担当者の人材育成

2.訪問場所:都内

3.出社頻度:週1回+リモート(メール)

4.期間及び報酬:6ヵ月〜、月20万円以上



報酬もこれまでの「顧問型専門家」とはまったく異なることから、この「特化型案件」だけを継続的に何件も取り組んでいくという専門家も既に存在しています。

あるプラットフォーム会社では40代で年収が2千万円を超えている登録者が、その時点で4名発生しているといっています。おそらく他のプラットフォーム会社においても同様でしょう。

さらに最近では「マイクロコンサルティング」と呼ばれる短時間案件も登場しています。この「マイクロコンサルティング」とは、様々な分野の専門家に企業側から1時間単位で相談するというシステムです。企業担当者からの相談は、携帯電話で自宅で受ける場合や、依頼企業に出向いて質問や相談を受ける場合、さらに依頼企業の電話会議に自宅から参加するという場合など様々です。

たった1時間〜数時間ではありますが、その単価は難易度によって2万円、3万円、5万円、10万円の報酬が設定されています。今や専門家にとって活躍できる「場」と「機会」が日々拡大しているのです。もちろん「副業」で専門家を実施する場合も、これらの「マイクロコンサルティング案件」を行なうことができます。

まさにサラリーマンにとっては千載一遇のチャンスが巡ってきているといっても過言ではない時代になっているのです。

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