サイクルコンピュータの選び方
サイクルコンピュータを導入してみようと思ったのですが、まずはどういう用途で使いたいのかを考察した上でどういう商品を導入すれば目的を充足できるかを考察してみました。
用途の考察
ロードバイクであれママチャリであれ、自転車の最大速度はタイヤサイズ、ギア比、ケイデンス数で決まります。
コチラのサイトでそれらを入力すれば計算できます。
現在私が使っている自転車は次の通りです。
タイヤ 700x25c
クランク(フロントのギア)52-36t
スプロケット (リアのギア)11-32t
ギア比は最小が1.125(36/32)〜 最大4.72727(52/11)です。
巡航速度の理想的なケイデンス数は90rpm(1分間に90回転)程度なので、最小ギア比の巡航速度は12.8km/h、最大ギア比の巡航速度は53.7km/hとなります。
最大ギア比の方が高速で走行できますが、ギア比が大きくなるほどペダルを回すのが重くなるので90rpmで回し続けるとものすごく疲れます。長距離を走る場合、なるべく一定の負荷とrpmでペダルを回し続けることが重要なので路面状況、斜度、風向き、体調などの変数値から適切なギアを選択することが望ましいと言われています。
ケイデンス数を測定できるサイクルコンピュータがあるので、それを見ながら90rpmを超えて余裕があるようならギアを重く、90rpmを維持できずキツイようならギアを軽くします。
「キツさ」の目安は心拍数で、ダイエットをする場合は最大心拍数の40%〜60%程度を維持し続けると脂肪燃焼効率が良くなるとか。
最大心拍数は「220-年齢」で求まります。
20歳なら心拍数80〜120程度で90rpmを維持
30歳なら心拍数76〜114程度で90rpmを維持
40歳なら心拍数72〜108程度で90rpmを維持
これぐらいの低強度で長時間(90分程度?)一定で乗るぐらいが「適度な運動」として丁度よい水準かなと思われます。(この辺は人によりけりかもしれませんが)
という訳で、この目的でサイクルコンピュータを買うなら「ケイデンス数」「心拍数」をリアルタイムに表示できるものが良さそうです。
商品の選定
サイコン本体は専用H/Wよりもスマホアプリの方がお手軽かもしれません。
センサー通信は「ANT+」という通信プロトコルが標準的らしいので、ANT+対応のケイデンスセンサーと心拍センサーをスマホとBluetooth接続すれば良さそうです。
Amazonで検索(以下)をしてみたところ心拍センサーはおよそ4,000円前後、ケイデンスセンサーは3,000円前後が相場のようです。
「スマホにはナビ(GoogleMap)を表示しておきたいので使いたくない」ということであれば、ANT+のセンサーから値を拾って表示できるものを購入すれば良さそうです。
以下がお手頃価格だし丸型がタコメーターみたいで良さげに見えます。(数値はデジタルですが)
もっと大きな液晶が付いた何万円もするサイコンもありますが、それらはナビやデータ集計などの機能が充実しているようです。
私はそれらの機能であればスマホの方が便利だと思うので除外しました。
必要な機器を揃えてデータが取れたら別途記事を書く予定です。
技適なし(追記1)
CYCPLUSのサイコンとセンサーを購入したのですが、技適マークがついていませんでした。
FCC(米国)、CE(欧州)、UKCA(英国)は確認できたので、それらの国では利用できそうですが…
日本国内で無線通信機器(Wi-Fi、Bluetoothなどで恐らくANT+も含まれるかも?)を使用する場合、技適マークの無いものを使うと罰則規定のある違法行為となります。
という訳で販売業者に確認中です。
無線通信機能がある機器を購入する場合、販売サイトで「技適あり」が明記されているものを確認してから購入することをオススメします。
Strava連携(追記2)
CYCPLUSのサイコンを購入した理由のひとつとして「Stravaに連携できる」との記載があったことがあります。
CYCPLUSのサイコンはXOSSというアプリを経由してStrava連携しているようでした。
ただし、XOSSを利用するにはメールアドレスによるサインアップが必要なのですが、XOSSのサインアップメール(迷惑メールトレイに届く)がかなりきな臭いので、私にはverifyボタンを押すことが出来ません。
Strava連携したい場合、Stravaのデバイス接続にリストアップされているメーカー(下図)のサイコンを利用した方が良いかもしれません。
お値段がかなり跳ね上がりますが、Garminのサイコン+ケイデンスセンサー、POLARの心拍センサーあたりが無難かな…
Edge 130は工事設計認証番号201-180100、Polar H10 Nは工事設計認証番号203-JN0602で技術基準適合証明等を受けていることを確認しています。