VGS-Zeroをリリース
2024年1月1日に自作ゲーム機「VGS-Zero」のバージョン1.0.0をリリースしました。
VGS-Zeroの特徴をざっくり挙げると、
RaspberryPi Zero 2W(ベアメタル環境)で動作
HDMI接続によりテレビに映像と音声を出力
カーソル(D-Pad)、A/Bボタン、Start/Selectボタンの8ボタン式(ファミコン方式)のUSBゲームパッドでの入力に対応(キー割当のカスタマイズ可)
16MHz の Z80 (8bit) CPU搭載
BG/FG/Spriteを表示できる独自VDP搭載
VGSのMMLで作成したBGMの再生に対応
44100Hz 16bits 1ch の .wav 形式の効果音の再生に対応
という感じです。
当初の青写真ではアケコンベースの新しいゲーム機を創る想定でしたが、より多くの方がプレイ可能な形にすることを優先して独自ハードの開発は避け、必要なハードはソフトウェア(エミュレーション)でのみ追加する方針に転換しました。
汎用的なUSBゲームパッド対応にしておけば、Real Arcade Proなどのアケコンを繋げることもできて便利ですし。
ゲーム機にとって重要なのは「どんなハードなのか」ではなく「どんなソフトが動くか」で、この点はMSX(MSX0、MSX3)やX68000(X68000Z)などのコンテキスト(歴史?)があるハードウェアと違い、ほぼノーコンテキストなVGSでは私が何とかしなければ何ともなりません。(VGSの曲だけなら東方Projectのファン限定で少しだけ有名になったかもしれませんが、VGSのゲームの方は…なので)
先述のツイートでも触れてますが、ゲーム機はゲームが無ければただの箱です。
という訳で、私の今年の抱負は『VGS-Zeroの箱化回避』です。
早速ゲームを創り始めています…
驚きの青さで分かりにくいですが、BGをラスタースクロールでウネウネさせつつ、FGでタイトルとテキストを表示し、スプライトで泡を表示するというVGS-Zeroの特徴的な機能を駆使しています。
VGS-Zeroは、1月1日にVersion 1.0.0としてリリースしましたが、恐らく実際にゲームを創ってみると色々と不備が出てくると思うので、習作を何本か創りながら本体のクオリティを上げていき、良い感じになったら力作を創ろうと思っています。
なお、習作は全部無料&オープンソースで公開する予定です。
力作の方は販売用のパッケージを作り、通販(メルカリあたり)で販売しようと思っているところです。