二人は逢えるのか否か
七夕ですね。今年も雲が多い感じになっております。
物心ついてから七夕が晴れた記憶がないんですよね。
いつか綺麗な天の川を見てみたいです。
織姫(こと座、ベガ)と彦星(わし座、アルタイル)が年に一回会うとされていて、仙台や北海道では8月に七夕祭りを催すところもあるそうです。
皆さんお願いごとはされましたでしょうか?
織姫は機織りをする人で、神様に衣服を織って提供する役割を持っていて、
彦星は牛を飼っている真面目な青年だそうです。
そんな2人は広い宇宙で運命的に出会い、結婚して、仲睦まじく暮らしていたそうです。
ところが結婚してからというもの織姫は機織りから離れていってしまいました。
その影響で神様が着る物が供給されず、神様が怒ってしまいました。
また彦星も牛の世話をしなくなってしまい牛たちが倒れていきました。(たしかに生き物を扱う人としては言語道断)
あとは牛乳をはじめとする乳製品や牛肉などの供給も止まりそうですし、遺体をそのままにしておくと疫病等も流行ってしまいそうです。
これは由々しき事態です。
結構激しめに服を酷使する着方だったのか、とても長い間供給されなかったのかわかりませんが、そのことに神様が怒って、織姫と彦星を天の川を挟んで2人を引き離してしまいました。
というのが七夕のお話(諸説あり)なのですが、今回は神様が2人を引き離したとするその距離についてです。
先日の記事で「光の速さ」についてお話をしたのですが、光の速さで24時間、365日進み続けられる距離が9兆5千億kmでこれが1光年です。
(光が一年間休まずぶっ通しで進み続ける距離が1光年です。)
皆さんが神様の立場なら、(懲罰感覚なんですかね?)織姫と彦星をどれぐらい引き離しますか?
「日本とデンマークぐらい離してしまえ」と思ったら2人の距離は約8800km。
これでも十分な離れ具合ですよね。人類が受けたどの流刑よりもきついはずです…
ただ、神様は相当怒っていたのだと思います。
2人をなんと15光年離してしまいました。
15光年・・・。
神様界隈でもきっと、「あれは、やりすぎなんじゃない?」とか「あの人一度決めたら聞かない人だから」なんて声が聞こえてきそうな処遇です。
神界は距離とか超越した存在感なのかもしれません。
光が一日も休まず、ぶっ通しで15年進みつづけて到達する距離に2人を配置しました。
鬼の所業…?
しかし、2人の移動能力を考慮してのことなのかもしれません。
実情を知らない私がいい加減な判断をしてもそれは野暮なことであります。
ちょっと想像してみます。
もし、2人が7月7日に逢瀬をするためには1人7.5光年の道のりを行き、途中で合流しなければなりません。
携帯とか持ってないだろうとおもっているのですが、合流できるのか、ハチ公的な目印はあるのか・・・心配になります。
9兆5000億km (1年で光が進める距離)× 7.5光年 = 71,250,000,000,000
71兆2500億km…
(地球1,781,250,000周分に相当します)
2人がそれぞれ光の速さで移動して会うまでに7.5年かかります。
どれだけの速さで移動するのか、何日かけて移動するのか定かではないのですが、
○ものすごい速さで移動すれば、移動日数は減らせます。
でも、速すぎて燃えてしまうのでは…?宇宙空間だから大丈夫なのかな?
燃えてしまったら2人が本当にお星様になってしまいます。
あとは流れ星となって消えてしまうことも考えられますね。
○何日かかけて移動するのだとしたら、移動速度にもよりますが移動している間、織姫は神様に衣服を供給できないのでは??
または彦星に会えなくてモチベーションが下がってしまった織姫の織る服は果たしてどんなクオリティなのか…
帰りの旅も7.5光年かかるはずです。
仕事しながらは恐らく移動できないでしょうからやっぱり両者の仕事は滞ることが予想されます…
誰も幸せになりそうもないこの状況なので、神様痛恨のミス?と思ってしまうような距離です。
なんということなのでしょうか…。
でももしかしたら
○どんなに速く移動しても燃えない2人である
○もしくはドラゴンボールの「瞬間移動」や
「STAR WARS」のハイパードライブ的なものが使える
○七夕の日は特別に神様が連れ戻してくれる
などの可能性も否定できません。
まだまだ科学が追いついていないだけかもしれない可能性もあります。
でもここまで仮説に思いを馳せられるのは科学が発展してきたから、あとはフィクションを信じられるホモ・サピエンスだからだと思います。
織姫と彦星のこれからの幸せを願いつつ、終わらせて頂きたいと思います。
愛があれば距離なんて関係ないのでしょうか…
遠距離恋愛…私は向いていません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!